二ホントカゲの飼い方 ニホントカゲ飼育に必要なものと餌

2019年10月27日

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ニホントカゲの子供

ニホントカゲの飼い方を知りたい。

ニホントカゲの飼育に必要なものは?

トカゲの飼い方で注意することは?

トカゲ飼育ではどのような餌を与えればいいのか?

こんなニホントカゲの飼育方法についてご紹介いたします。

ニホントカゲを飼う

ニホントカゲは庭先や石垣、畑や野原、開けた林や河原など様々場所で見られるトカゲで、ニホンカナヘビと並んで国内で一番見つけやすいトカゲであることは間違いありません。

それだけ普通に見られるトカゲなのでペットショップなどで販売されていることはあまりありませんが、都心部でもちょっとした自然が残っている場所なら容易に見つけることができますので野生のものを捕獲してきましょう。

ニホントカゲの子供(幼体時)はツヤツヤした黒地に金色の線が入り、尾にかけて明るいブルーに染まる非常に美しいトカゲです。

ニホントカゲと知らなくても鮮やかで美しいトカゲを見つけてびっくりした経験のある人も多いのではないでしょうか。

ニホントカゲは午前中の気温が上がりきっていない時間帯に日光浴をしていることが多いので探すならやはり午前中がおすすめです。

ニホントカゲを飼育するために必要なケージ

ニホントカゲは最大で全長20cmくらいになるトカゲですので飼育ケージは最低でも30cm以上のものは用意したいものです。

ニホンカナヘビやニホントカゲはよく昆虫飼育用のプラケースなどで飼われているのを見かけますが、そのようなケースでは活発に活動するニホントカゲにとっては狭すぎてストレスとなります。

また、昼行性であるニホントカゲは日光浴を好む為、UVBの波長を含む爬虫類専用の蛍光灯やメタルハライドランプを設置してあげなければ健康的に長生きさせることは難しいでしょう。

トカゲの仲間の中では飼育しやすいトカゲですが野生生物である以上、室内で飼育するのであれば、トカゲが生息している屋外と同じような環境を整えてあげなければなりません。

もし、捕まえてきたトカゲに何万円もかけてそのような設備を用意することに抵抗があるようでしたら、飼育は断念しなければならないでしょう。

太陽の光には紫外線や明るさの他にもトカゲの体を暖める効果もあり、飼育下においてもニホントカゲの好む温度を維持する為のホットスポットを設ける必要があります。

ケージ内において体を暖めるホットスポットは29℃〜32℃に保ち、低温部は24℃〜26℃前後、夜間は全体的に20℃〜22℃くらいに保つことが望ましいでしょう。

ニホントカゲの餌

ニホントカゲは基本的には肉食傾向が強いのでコオロギやワーム類などの昆虫を与えます。

野生化ではクモやバッタ、イモムシ、ダンゴムシ、ミミズ、ナメクジなど口に入る大きさのものなら大抵のものを食べています。

トカゲの餌については下記記事をご覧ください。

ニホントカゲの繁殖

ニホントカゲの繁殖は初心者にも容易で、条件さえ整えてあげればかわいいベビーを見ることも出来ます。

晩夏から秋口にかけて十分な給餌を行い、しっかり栄養を取らせてから冬眠をさせます。

地域にもよりますが関東を基準として考えると11月くらいから水分をしっかりと与えながら給餌を止め、消化管内の食物がなくなったら温度を下げていき冬眠させます。

爬虫類であるトカゲは哺乳類と違い、外気の影響で体温が変わる変温動物ですので、お腹いっぱいのまま気温が下がると体温が低下し消化器の活動も鈍り、消化不全を起こしてしまいます。

よって必ず食べたものは消化、排泄させてから冬眠をさせるようにしましょう。

冬眠中は15℃以上にならないように管理することが必要で家の中で最も寒い場所を選んでケージを置くようにします。

屋外では極端に温度が下がりすぎたり、直射日光で急に温度が上がり過ぎてしまうこともありますのであまりお勧めできませんが、床材を厚めに敷いて寒さ対策をしたり、直射日光の当たらないような場所や雨風をしのげるような場所を選んで適切な管理ができるのであれば問題ありません。

春になり、冬眠から目覚めると交尾を始め、交尾後1ヶ月ほどで産卵が始まります。一度に産まれてくる卵の数は5個〜10個程度です。

卵は湿らせたバーミキュライトなどに半分ほど埋め込んで管理すると約1ヶ月半程で孵化しますので、孵化したてのトカゲの子供には小さなコオロギやハニーワームなどを与えます。

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