
尻尾が青いトカゲは初心者でも飼える?
ニホントカゲの飼い方とは?
尻尾が青いトカゲの餌は?
こんな尻尾が青いトカゲの飼育に関する疑問についてご紹介いたします。
尻尾が青いトカゲは初心者でも飼える?
初心者でも尻尾が青いトカゲを飼えるかどうかは、ニホントカゲの特徴と飼育に必要な準備を知ることから始まります。
ニホントカゲは日本全国に広く生息する一般的な爬虫類で、幼体の尻尾が鮮やかな青色をしているのが特徴です。
成体ではその色が茶色に変わるため、青い尻尾を持つ幼体は特に人気があります。
よって少し残念ではありますが、あの鮮やかなコバルトブルーの色合いを見られるのは幼体の頃だけなのです。
ニホントカゲの幼体は体長が約5センチくらいと小さく、見た目も美しいため、ペットとして飼いたいと思う人も多いでしょう。
ニホントカゲの飼い方とは?

初心者がニホントカゲを飼う際に注意すべき点は、主に飼育環境と餌の確保です。
まず、飼育環境を整えるために必要なのは、広さ45cm×30cm以上のケージです。
このサイズがあれば、トカゲが自由に動き回れるスペースを確保できます。
また、ニホントカゲは地中に潜る習性があるため、床材には潜れるような素材を選ぶと良いでしょう。
次に、餌の確保は少し手間がかかります。
ニホントカゲの幼体は生きた昆虫を好むため、クモ、コオロギ、バッタ、イモムシなどを用意する必要があります。
毎日餌を食べるため、餌の確保は重要なポイントです。
ただし、人工エサに慣れさせることも可能なので、最初は生きた昆虫を与えながら、徐々に人工エサに切り替える方法もあります。
ニホントカゲは昼行性なので、日光浴を好みます。
日光浴にはバスキングライトや紫外線ライトが必要です。
日光浴は体を温め、消化を助け、カルシウムの吸収を促すために重要です。
屋外で日光浴をさせることもできますが、安全を確保するためにケージ内でライトを使用するのが一般的です。
ニホントカゲの最適な温度は25度前後で、バスキングスポットの温度は30度から35度が理想です。
湿度は50%から60%程度を保つようにし、常に新鮮な水を用意しましょう。
霧吹きを使って湿度を調整したり、保湿性の高い床材を使用したりすることで、トカゲの健康を保つことができます。
このように、初心者でもニホントカゲを飼うことは可能ですが、飼育環境と餌の確保には注意が必要です。
準備をしっかり行い、トカゲの健康を維持するための工夫をすれば、初心者でも楽しく飼うことができるでしょう。
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尻尾が青いトカゲの餌は?
尻尾が青いトカゲ、つまりニホントカゲの幼体の餌について、より詳しく見ていきましょう。
ニホントカゲは肉食性で、昆虫や小さな無脊椎動物を主食としています。
特に幼体は成長が早いため、毎日餌を必要とします。
飼育時には、これらの餌を安定的に確保することが重要です。
ニホントカゲの餌として一般的なのは、コオロギやバッタ、クモ、ワラジムシ、イモムシ、ミミズなどです。
これらの生きた虫は、ペットショップやオンラインで購入できます。
飼育しているニホントカゲの好みや年齢によって、どの餌を選ぶかを考えると良いでしょう。
生きた昆虫を与える際には、虫かごやプラスチック容器などで管理することをお勧めします。
餌の保管には通気性の良い容器を使用し、餌が乾燥しすぎないように注意してください。
また、餌にはカルシウムを含んだ粉末をまぶして与えることが推奨されています。
これは、ニホントカゲが健康な骨を保つために必要なカルシウムを摂取するためです。
特に幼体の時期は、カルシウム不足が骨の変形やクル病の原因となるため、定期的にカルシウムを追加することが重要です。
ニホントカゲは必要以上の餌を食べないため、与える量はトカゲが食べる分だけで大丈夫です。
食べ残しがあれば、カビや悪臭の原因となるため、すぐに取り除きましょう。
また、餌の頻度は、幼体のうちは毎日、成体になると2〜3日に一度程度で、季節や個体によって変化します。
冬には食欲が落ちることがあり、冬眠モードに入ると餌をほとんど食べなくなることもあります。
人工餌も選択肢の一つです。
人工餌にはペレットタイプ、粉末タイプ、乾燥タイプなどがあり、便利な餌として利用できます。
ただし、最初から人工餌に慣れているわけではないので、生きた昆虫から徐々に人工餌に切り替える工夫が必要です。
ピンセットで生きた昆虫を与え、トカゲがピンセットに慣れたら、人工餌を少しずつ試してみてください。
人工餌を食べない場合は、無理に与えず、生きた昆虫に戻して再度チャレンジするのが良いでしょう。
ニホントカゲの餌については、餌の種類、頻度、量、カルシウムの追加など、基本的なポイントを押さえて飼育することで、健康的に育てることができます。
尻尾が青いトカゲの飼い方まとめ
- ケージの広さは45センチ×30センチ以上が望ましく、床材には潜れる素材を使用する。
- バスキングライトや紫外線ライトも設置し、温度は25度前後、湿度は50%から60%を保つ。
- ニホントカゲの主な餌は昆虫で、コオロギやバッタ、クモ、ワラジムシなどが適している。
- 餌にはカルシウムパウダーをまぶし毎日与え、食べ残しはすぐに取り除く。
- カルシウム不足は骨の変形やクル病の原因になるため、定期的にカルシウムを餌に追加し、紫外線ライトや日光浴を通じてビタミンD3を補うことも大切。
- 生きた昆虫から始め、ピンセットで餌を与えることで慣れてきたら、人工餌に切り替えることもできる。