トカゲの餌と飲み水(水分)の与え方・水飲み場の設置

トカゲの餌と飲み水(水分)の与え方・水飲み場の設置

トカゲの餌と飲み水(水分)の与え方・水飲み場の設置

餌を欲しがるトカゲ
餌を欲しがるトカゲ

トカゲの仲間の中には好む餌に偏りがあったり、個体差により食べる量に違いがあったりと飼育するトカゲによって特徴があるものです。

また、飲み水に対しても飼育ケージの床に水入れを置いておけば勝手に飲んでくれるものから水入れには全く興味を示さないくせにすぐに脱水状態になるものなどこれもまた色々です。

飼育するトカゲの種類的特徴と個体差による特徴をしっかり把握し、適切な給餌を心がけましょう。

餌の量と頻度

飼育しているトカゲがどのような食べ物を好むのかによって餌やりの量や回数、頻度はある程度掴めるものです。まず、一番こまめな餌やりが必要になるのが草食性のトカゲです。

その理由は野生動物の食事スタイルを見ていてもわかるように草食動物は天敵を意識しながらも常にムシャムシャと草を食べているようなイメージではないでしょうか。

肉食動物に比べると一回の食事で得られるエネルギー量が絶対的に少ないので、どうしてもこまめな食事が必要となります。

ですので草食性のトカゲに対してはできれば毎日1回、少なくとも2日に1回は新鮮な野菜や野草を与えるようにします。

草食性のトカゲの場合には常に食べるだけ与えても問題ありませんので、あえて食べ残す量を用意しておき、1日でどのくらい食べるのかが把握できたら餌の量を調整していくといいでしょう。

肉食性、昆虫食性のトカゲに対しては草食性のトカゲほど頻繁に餌を与える必要はなく、2日〜3日に1回の餌やりでも問題ありません。

コオロギなどの昆虫ではなく、マウスなどの高栄養な餌を与える場合にはさらに期間を延ばす事も可能です。

自然界においても身の回りに生えている草に比べると昆虫や小型哺乳類などは頻繁に捕まえることができない事もあり、必ず毎日ご馳走にありつけるわけではありません。また、一度の食事でかなりのエネルギー補給ができると言った理由もあります。

雑食性のトカゲの場合、草食傾向が強い内容の餌を与える場合には餌やりの頻度を上げ、肉食傾向が強い内容の餌を与える場合には頻度を下げるという対応で問題ありません。

飲み水の与え方

地上性のほとんどのトカゲは水容器に入っている水をそのまま飲むことができますので、トカゲのサイズに合わせた水容器を用意して、新鮮な水を切らさないようにすれば問題ありません。

しかし、樹上性のトカゲの中には水容器などに入れた水では全く飲まないものもおり、この辺りの種にはそれなりの水やり方法を取り入れてあげないと脱水状態に陥ることがあります。

水容器の水に対して無関心なトカゲは葉についた水滴や滴り落ちる雫などで補水していることが多く、ケージ内に霧吹きをしてあげたり、ドリッパーを用いると飲むようになります。

このタイプのトカゲはケージの中に雨を降らせたような状態を作るのがコツで、まずはケージ全体に霧吹きをします。

そうすると口元をモゴモゴと動かし始め、水を意識しだしますので、そのタイミングを見計らって先の細い水差しなどでトカゲの口元に水を垂らしてあげると本格的に水を飲み始めます。

自然界の雨がトカゲの都合に合わせてやむことがないように、与える量をセーブする必要はなく、飲むだけ与えるようにしましょう。

この方法で最低でも1日に1回は与えたいものです。また、与える水はケージ内の温度に合わせたものが理想で、あまりにも冷たい水を与えると体調を崩す事もありますので注意しましょう。

例外として地上性のトカゲの仲間でも砂漠などの乾燥地帯に棲むトカゲの場合は、水容器を設置しても飲まない事もあります。

この場合は樹上性トカゲとは違い、飲み水としての水をあまり必要としないことが多く、餌に含まれている水分でまかなえてしまうことも多いものです。

よって無理に雨を降らせたり、口元に水差しを添える必要はありませんが、照明点灯直後に軽くケージ内に霧吹きをして朝露を演出してあげるといいでしょう。

水の与え方一つをとってもトカゲの種類によって色々な方法があり、なんだかややこしく感じるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。

餌やりの頻度や水の与え方はそのトカゲの生息している環境をイメージすればおのずとどのような方法が妥当か検討はつくものなのです。

木の上から降りることのないトカゲにとって水溜りは水飲み場ではありませんし、砂漠にも水溜りはありません。

そうなればどのように水を得ているのかある程度検討はつくでしょう。その状態と同じ状態をケージ内で再現してあげるだけなのです。

飼育者の作り上げた環境にトカゲ達を適応させるのではなく、トカゲの生息する環境をケージ内に作り上げることがトカゲを上手に飼育するコツと言えるでしょう。