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トカゲのエサの種類

   

トカゲ

トカゲのエサの種類

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トカゲトカゲの餌にはどのようなものを与えたらいいのか?トカゲがどのような餌を好んで食べるのか。トカゲの餌についてはトカゲ飼育をする上で必ず知っておきたい事と言えるでしょう。


トカゲの餌にはどのようなものを与えたらいいのか?トカゲがどのような餌を好んで食べるのか。トカゲの餌についてはトカゲ飼育をする上で必ず知っておきたい事と言えるでしょう。

栄養バランスを考えながらしっかりとした餌を与えることは飼育の基礎とも言え、トカゲを健康的に長生きさせるための大切な要素です。

また、トカゲ飼育に興味はあるけれど、どうしてもトカゲの餌となる昆虫などが苦手で扱えないという事もあるかもしれません。

例えばコオロギやワーム類が苦手なのでドライフードだけで育てようなどと言ってもそんな飼育者都合の飼育方法でうまく育てられる筈がありません。

トカゲ飼育は金魚飼育などと違い、人工的なドライフードだけで飼育できるようなものではありませんので、その点も踏まえて飼育が出来るかどうかを検討しなければなりません。

それではトカゲのエサの種類を順番に見て行きましょう。

コオロギ

コオロギは肉食傾向の強い昆虫食のトカゲに対して最も一般的な餌として扱われています。

爬虫類の餌として販売されているコオロギには、動きが緩慢で水分量の豊富なフタホシコオロギと消化しやすく低温に強いうえ、鳴き声もそれほどうるさくないイエコオロギが流通していますが、基本的にはどちらも餌としてはよい昆虫と言えます。

最近ではコオロギもサイズ別に販売されており、トカゲの大きさに合わせて選ぶことができるので非常に便利です。

若干カルシウムとリンのバランスが悪いので、十分な水分と栄養価の高い餌を与えるようにしてコオロギ自体の栄養価を高める(ガットローディング)、給餌の際にはカルシウム剤をまぶしてカルシウムを補給する(ダスティング)を行なってから与えるようにしてください。

ストックする際には、冬場はプレートヒーターなどを利用した保温が必要になることと、密閉性の高い容器で飼育すると、コオロギ自体の排泄物によるアンモニアで自家中毒を起こして全滅してしまうことがあるので注意が必要です。

コオロギの飼育自体は、少量ならば繁殖まで含めてもたいしたコツはいらないのですが、餌として使用する場合はどうしても大量にストックするのが前提となってしまうので、ちょっとしたコツが必要になってきます。


ゴキブリ

デュビア、レッドローチ、マダガスカルローチ、フスカなど、さまざまなタイプのゴキブリが近年では餌用に販売されるようになりました。

どれも日本のクロゴキブリやチャバネゴキブリのように動きが素早くはないので、非常に扱いやすく栄養価も高いのでよい餌です。

これらもコオロギと同じようにダスティングで十分な栄養価にしてから与えることをお勧めします。

ストック方法に関しては、種ごとに違うので販売しているショップのスタッフなどに問い合わせてみると良いでしょう。


ミルワーム

古くから小鳥用の餌として流通している昆虫です。

チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫であるミルワームとツヤケシオオゴミムシダマシの幼虫であるジャイアントミルワームの2種類が一般的に出回っており、コオロギに比べるとカロリーが高く、トカゲによっては這いずる動きが食欲を刺激するのか嗜好性が高いことが多いようです。

ストックも楽で安価なため非常に便利なのですが、カルシウムとリンのバランスが極端に悪いため、ドックフードや野菜クズを餌として与えて栄養価を高めるガットローディング、ダスティングによりカルシウム剤をまぶして与えるなどの工夫が必要です。


ハニーワーム

近年になって国内でも普及してきた餌の一つで、その正体はハチノスツヅリガという蛾の幼虫です。通常は繭を作ってその中に暮らしているので繭を裂いてハニーワームを取り出してから与えます。

消化しやすくカロリーも高いので痩せたトカゲを太らせる際や産後の肥立ちには最適です。

また、モゾモゾとした動きが食欲を刺激するようで、食いの悪い個体でもハニーワームには目の色を変えて反応することがあります。

通常は餌と一緒にパックされて販売されていますが、購入後にはそのままにしておくとハニーワームはどんどんと成虫になって飛び始めますので、保管は10℃〜15℃くらいにしておくと成長を抑制することができるので便利です。

ただし、あまり長期間低温に晒し続けると死んでしまうこともありますので定期的に常温のストック期間を設けると良いでしょう。

ショウジョウバエ

小型のカエルに与える餌としてよく利用される昆虫ですが、トカゲの場合でも小型の樹上棲種や産まれたてのベビーに使用することがあります。

通常はキイロショウジョウバエのことを指し、餌用に試験管などで人工養殖されたものを利用しますが、痕跡羽しか持たないウイングレスや飛べないフライトレスと呼ばれる飛翔能力を失った遺伝子を持つものが一般的に流通します。

いずれもショウジョウバエの持つ本能として上へ上へと登っていく性質があるので、ケージ内の低い位置に放つようにして与える必要があります。

餌用ショウジョウバエ

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ミミズ

ほとんどの肉食性トカゲにとって非常に嗜好性の高い餌となりますが、ミュラートカゲなどのようにミミズを専門に食べている種を飼育する場合には必需品となります。

雑木林や畑などを小さな熊手で掘るとドバミミズを捕獲することが可能ですが、一部の爬虫類専門店や釣具店で販売されてあることもあります。

販売されているミミズでは稀に天然ドバミミズも出回りますが、きじと呼ばれるシマミミズが一般的で、そのほとんどが養殖ものです。

養殖ミミズでは飼育の際にホルモン剤や抗生物質を利用することが多く、爬虫類や両生類の餌用として使用する場合には薬害が懸念されるため控えたほうがよいでしょう。

流通数は少なく高価ではありますが、天然ものを使用するか、爬虫類などの餌にするために専用で養殖されたものを使用する必要があります。

野菜クズや腐葉土などを餌にしてストックすることが可能ですが、冷蔵庫などに入れて活性を落として休眠状態にし、保管することも可能です。

野外採集した虫

野外で採集できるものとしてはカタツムリやナメクジ、バッタやクモ、セミ、コガネムシとその幼虫、カマキリ、モンシロチョウの幼虫、オオスカシバの幼虫などが利用可能です。

ただ、コオロギやミルワームを栄養強化して与えていれば、終生飼育可能なトカゲがほとんどなのに、あえて一般的に流通していない餌を利用する必要性は特別ないと思います。

当然、バリエーションに富んだ餌を用意したいと思うのは飼い主の心情としてわからないのではないのですが、普段食べている餌に比べて圧倒的には嗜好性の高いものを食べてしまったがために偏食や拒食が起きてしまうこともあるのです。

経済的な理由から野外採集した虫を餌にする場合は、通年を通して供給できるように必要な分を暖かい季節に確保しておき、秋から春までは冷凍したものに餌付けしてしのぐか、餌用の虫を保温飼育、繁殖を行なって通年供給できるようにするかの選択肢を持つ覚悟が必要だと思います。

あくまでも餌用に販売されている昆虫に餌付かなかった時の緊急手段として野外採集した虫を利用し、それを食べるようになった暁には入手しやすいコオロギやミルワームに餌付くように切り換えていくという方法が理想的です。

マウス

中型から大型の肉食性トカゲにとって、マウスやラットのような小型哺乳類は非常に良い餌となります。

通常は冷凍状態で販売されているもので、それを自然解凍や湯煎解凍してから与えることになりますが、餌として与えるまでの過程で一度も加熱処理されていないため、内臓や生血に含まれるビタミン類の損失も少なく、骨はカルシウムとして吸収され、言わずもがな肉や皮はタンパク源として利用されるので、消化される段階で無駄になるのは体毛くらいしかないところから、しばしば完全栄養食と称されることもあるほどです。

ピンクマウスと呼ばれるまだ毛の生えていない段階のマウスをやっとこさ食べられるようなサイズのトカゲに昆虫を与え続けた場合とマウスを使用した場合では、成長速度に歴然とした差がつくほど優れた餌です。

原則としてサイズの小さなマウスのほうがカロリーが高く、餌として与えた場合には太りやすいので、そのあたりを考慮にいれて給餌量を調節してください。

人工飼料

イグアナ用やフトアゴヒゲトカゲ用、雑食性トカゲ用等、さまざまなタイプの人工飼料が開発されており、フルーツのにおいやカラフルな色で嗜好性も高めてあります。

ただし、栄養面ではどうしても昆虫やマウス、生の植物類には劣るため、主食としての使用は避けたほうが無難です。

現在販売されている人工飼料では、それのみの飼育で累代繁殖が可能であるというデータが発表されたものはないということを念頭において使用してください。

野菜・野草

草食性のトカゲや雑食性のトカゲ(特に加齢とともに草食傾向が強くなっていくものが多い)には、新鮮な野菜や野草を与えたいものです。

基本的には高タンパク、高カルシウムで繊維質も豊富に含まれるものが理想的で、一般的に市販されている野菜類の場合では小松菜やチンゲンサイ、モロヘイヤ、シュンギク、アルファルファ、カボチャ、ニンジン、紫キャベツ、サニーレタス、アシタバなどが利用できます。

野草類ではタンポポ、オオバコ、クローバー、桑の葉、葛の葉、カラスノエンドウなどが良い餌となります。

いずれも農薬や除草剤が付着している場合が考えられるので与える前には必ずよく水洗いしてください。

植物はそれぞれ栄養価が大きく違い、トカゲの嗜好性も個体ごとに違うので、さまざまな種類を混ぜたり、ローテーションを組んで与える必要があります。

また、季節によって旬も違うので当然栄養価も嗜好性も変わってきます。

飼育者としては頭を悩まされる部分ではありますが、そこは飼育の楽しみの一つだと思って工夫してみると良いでしょう。

なお、キャベツの葉の白い部分やホウレンソウなどはシュウ酸値が高く、カルシウムの吸収を阻害することがあるので、多用は避けたほうが無難です。




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