ニホントカゲの餌はミルワームだけでも大丈夫?ミルワーム以外に与えたほうがよい餌とは?

2025年9月3日

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ニホントカゲの餌はミルワームだけでも大丈夫?ミルワーム以外に与えたほうがよい餌とは?

ニホントカゲの餌はミルワームだけでも大丈夫?

ニホントカゲにミルワームを与える量と頻度とは?

ミルワーム以外に与えたほうがよい餌とは?

こんなニホントカゲにミルワームを与える際の疑問についてご紹介いたします。

ニホントカゲの餌はミルワームだけでも大丈夫?

ニホントカゲは日本に広く生息する小型の爬虫類で、野生では多様な昆虫や節足動物を捕食する肉食性の生き物です。

その食性から、飼育下でも栄養バランスを保つためには、単一の餌に依存するのは避けるべきです。

ミルワームは飼育者にとって扱いやすく、ニホントカゲもよく食べるため、ついこればかりを与えたくなります。

しかし、ミルワームを主食として長期的に与え続けるのは、健康上多くの問題を引き起こす可能性があります。

栄養バランスの問題

ミルワームはタンパク質や脂肪を含むものの、カルシウムが不足し、リンとの比率が悪いことが知られています。

この比率のアンバランスは、カルシウムの吸収を妨げ、骨格の異常や代謝性骨疾患を引き起こすリスクを高めます。

特に成長期の幼体では、骨の発達が不十分になるケースが報告されています。

また、ミルワームは脂肪含量が高いため、過剰に与えると肥満を招くこともあります。

消化面での課題

ミルワームの外皮はキチン質でできており、ニホントカゲの消化器官にとって負担になる場合があります。

特に大量に与えると、腸内で詰まりを起こし、腸閉塞の原因となることがあります。

このような事例は、飼育環境でミルワームのみを与えた個体で観察されており、消化不良による食欲低下も問題視されています。

単一餌の長期的な影響

ミルワームだけを食べることで、ビタミンやミネラルの不足が生じます。

例えば、ビタミンD3やビタミンAが欠乏すると、免疫力の低下や皮膚の異常が現れることがあります。

野生のニホントカゲは、さまざまな昆虫を食べることでこれらの栄養を自然に補っています。

飼育下でミルワームに頼りすぎると、こうした多様性が失われ、健康維持が難しくなります。

栄養強化の限界

ミルワームにカルシウムパウダーを振りかけたり、栄養価の高い餌を与えて育てる「ガットローディング」を行うことで、ある程度栄養不足を補えます。

しかし、これだけでは多様な栄養素を完全にカバーするのは難しく、他の餌との併用が推奨されます。

飼育の現場では、ミルワームを補助的な餌として扱い、主食にはしないのが一般的です。

行動面への影響

単一の餌ばかりを与えると、ニホントカゲの食に対する興味が低下する場合があります。

野生ではさまざまな獲物を追い、捕食する行動が本能として備わっています。

ミルワームのみではこの刺激が不足し、ストレスや単調な行動パターンを引き起こす可能性が指摘されています。

飼育下での健康管理

ニホントカゲを健康に育てるには、ミルワームを一時的な餌や補助的な選択肢として使うのが賢明です。

専門家は、ミルワームを全体の餌の20〜30%以下に抑え、残りは他の栄養価の高い餌で補うことを勧めています。

ニホントカゲにミルワームを与える量と頻度とは?

ニホントカゲの飼育において、ミルワームは手軽で食いつきの良い餌として重宝されます。

しかし、与える量と頻度を適切に管理しないと、健康に悪影響を及ぼすことがあります。

ニホントカゲの年齢や大きさ、活動量に応じた給餌計画を立てることが重要です。

成体の給餌量と頻度

成体のニホントカゲ(体長10〜15cm程度)には、ミルワームを1回あたり2〜3匹与えるのが適切です。

この量は、体重の約1〜2%程度に相当し、過剰なカロリー摂取を防ぎます。

頻度は週に2〜3回、つまり2〜3日に1回を目安にします。

この間隔なら、消化器官に負担をかけず、栄養の偏りを抑えられます。

毎日与えると脂肪蓄積や消化不良のリスクが高まるため、控えましょう。

幼体の給餌量と頻度

幼体のニホントカゲ(体長5〜8cm程度)は成長期にあるため、エネルギー需要が高いです。

ミルワームは1回あたり1〜2匹、1日1回与えるのが適量です。

ただし、ミルワームは全体の餌の20%以下に抑え、他の栄養価の高い餌と組み合わせることが推奨されます。

幼体は代謝が活発なため、毎日少量の給餌でも問題ありませんが、過剰にならないよう注意が必要です。

ミルワームのサイズ選び

ミルワームのサイズは、ニホントカゲの口の大きさに合わせます。

目安として、頭の幅の半分以下の長さのミルワームを選ぶと、飲み込みやすく安全です。

大きすぎるミルワームは窒息や消化不良の原因になるため、特に幼体には小型のものを選びます。

市販のミルワームはS、M、Lサイズで販売されており、成体にはMサイズ、幼体にはSサイズが適しています。

給餌前の準備

ミルワームを与える前には、栄養価を高める「ガットローディング」を行うのが効果的です。

例えば、ニンジンやリンゴ、専用の昆虫フードを与えてミルワームの栄養を強化します。

さらに、カルシウムパウダーを軽くまぶすと、骨の健康をサポートできます。

ただし、過剰なパウダーは食いつきを下げるため、薄くまぶす程度に留めます。

給餌のタイミングと環境

ミルワームはニホントカゲが活動的な昼間に与えるのが理想です。

気温が25〜28℃の環境では食欲が安定し、消化もスムーズに進みます。

逆に、気温が20℃以下だと消化能力が低下し、ミルワームが腸内で詰まるリスクが上がります。

飼育ケージ内にピンセットでミルワームを置き、動きを観察しながら与えると、捕食行動を刺激できます。

過剰給餌のリスク管理

ミルワームを多く与えすぎると肥満や消化器官の負担が増えます。

過去の飼育事例では、過剰なミルワームの給餌が原因で、便秘や食欲不振が観察されたケースもあります。

そのような問題を防ぐには、給餌後に残ったミルワームをケージから取り除き、食べ残しを放置しないようにします。

また、給餌量を記録し、週単位で調整することで、適切な栄養管理が可能です。

ミルワームの保存と管理

ミルワームは冷蔵庫(5〜10℃)で保管すると成長が抑えられ新鮮さが保たれます。

保管容器には、通気孔のあるプラスチックケースを使い、オートミールやふすまを敷き詰めます。

冷蔵保管したミルワームは、使用前に常温に戻すと動きが活発になり、ニホントカゲの食いつきが良くなります。

ミルワーム以外に与えたほうがよい餌とは?

ニホントカゲの健康を維持するには、ミルワーム以外の多様な餌を取り入れることが大切です。

野生のニホントカゲはさまざまな昆虫や小型の節足動物を捕食しており、飼育下でもその食性を再現することで、栄養バランスを整えることができます。

以下に、ミルワーム以外の推奨される餌とその特徴を詳しく紹介します。

コオロギの利点

コオロギはニホントカゲの主食として非常に適しています。

タンパク質が豊富で、脂肪含量がミルワームよりも低いため、肥満のリスクを抑えられます。

また、ビタミンやミネラルのバランスが良く、カルシウム吸収を助ける栄養素も含まれています。

コオロギは動きが活発で、ニホントカゲの狩猟本能を刺激するため、行動面でも良い影響を与えます。

市販のフクロコオロギやイエコオロギを選び、トカゲの口のサイズに合ったものを与えます。

レッドローチの活用

レッドローチ(デュビアローチなど)は、ゴキブリ類の中でも飼育しやすく、ニホントカゲに適した餌です。

脂肪分が控えめで、タンパク質が豊富なため、成長期の幼体から成体まで幅広く使えます。

レッドローチは繁殖力が高く、自家繁殖が可能なため、長期的な餌の供給源として経済的です。

ケージ内で動き回る様子は、ニホントカゲの捕食意欲を引き出し、ストレス軽減にも役立ちます。

ただし、衛生管理を徹底し、清潔な環境で飼育されたローチを選びます。

ワラジムシ

ワラジムシは、カルシウムを多く含む外骨格を持つため、骨の健康をサポートする優れた餌です。

ワラジムシは野生でもニホントカゲが好んで食べることがあり、飼育下でも食いつきが良い傾向にあります。

特に、カルシウムの補給が必要な幼体や産卵期のメスに適しています。

市販のカルチャー品を選ぶか、野外採集する場合は農薬や寄生虫のリスクに注意が必要です。

与える前に水洗いし、清潔な状態で与えると安心です。

シルクワームの栄養価

シルクワーム(カイコの幼虫)は、柔らかく消化しやすい餌として知られています。

タンパク質やビタミンB群が豊富で、特に皮膚や粘膜の健康を保つ効果が期待できます。

シルクワームはミルワームよりもキチン質が少なく、消化器官への負担が軽いため、幼体や体調の弱い個体にも適しています。

ただし、入手がやや難しく、コストが高い場合があるため、補助的な餌として使うのが現実的です。

人工飼料の選択肢

市販の人工飼料、例えばレオパゲルやトカゲ専用のブレンドフードも有効な選択肢です。

これらは水分を多く含み、消化が良く、ビタミンやミネラルをバランスよく配合しています。

水やぬるま湯でふやかして与えると、ニホントカゲが食べやすくなります。

人工飼料は保存が簡単で、昆虫を扱う手間を減らしたい飼育者に適しています。

ただし、食いつきには個体差があるため、徐々に慣らす必要があります。

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ハニーワームの使用

ハニーワーム(ハチの幼虫に似たガの幼虫)は、高カロリーで嗜好性が高い餌です。

食欲が低下した個体や、産卵後の体力回復が必要なメスに与えると効果的です。

ただし、脂肪分が多いため、頻繁に与えると肥満の原因になります。

週に1回、1〜2匹を目安に与え、他の低カロリーな餌と組み合わせるのが賢明です。

野生の昆虫と注意点

野生で採取したミミズや小型の甲虫も、ニホントカゲが自然に食べる餌に近い選択肢です。

しかし、野外の昆虫には寄生虫や農薬が付着しているリスクがあります。

そのため、市販のクリーンな昆虫を選ぶか、採取した場合は十分に洗浄し、安全性を確認してから与えます。

ミミズは水分が多く、消化を助ける利点がありますが、量を控えめにすることが大切です。

餌のローテーションの重要性

これらの餌を週ごとにローテーションすることで、ニホントカゲの栄養バランスが保たれます。

例えば、月曜はコオロギ、火曜はレッドローチ、水曜は人工飼料といった具合に組み合わせます。

この方法なら、単一の餌による栄養不足や飽きを防ぎ、食欲を維持しやすくなります。

また、餌の種類を変えることで、ニホントカゲの狩猟行動が活性化し、精神的な健康にも寄与します。

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