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トカゲを健康に育てる床材

   

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トカゲ床材は「ゆかざい」や「とこざい」などと呼ばれるもので読み方はどちらでも構わないのですが、トカゲの飼育においては必ず必要となるものです。

床材はケージの中に地面を作り上げる材料であり、自然な環境を作るための土のような存在です。


床材によってケージ内に地面ができることでトカゲは安心し、ストレスを感じなくなりますし、歩き回るためのしっかりとした地盤となります。

また、飼育するトカゲの生息環境に合わせた床材を上手く使用することで適正な湿度を維持することもできます。

日本のような湿潤地域から半乾燥地域に棲むトカゲの場合、床材にはヤシガラ土やバークチップを使用するのが一般的です。

ヤシガラ土やバークチップならトカゲの性質に合わせて全体を湿らせて使うこともできますし、表面は乾いているけれど掘ると湿っているという状況にすることもできます。

全体的に乾燥させて使用することも可能ですが、保湿性の高い床材であるということは吸湿性の高い床材であるとも言えるので乾燥のし過ぎには注意が必要です。

また、せわしなく動き回ったり、穴をしきりに掘ろうとするタイプのトカゲでは、ヤシガラ土やバークチップを乾燥させて使用すると、異常に埃が舞って散らかってしまい部屋中が汚れるので向いていません。

樹上や樹幹部に棲むトカゲの場合も同じようにヤシガラ土やバークチップを使うことも可能です。

植物を植え込むことを想定したレイアウトをつくる場合には、特にヤシガラ土は重宝しますが、それ単体ではまとまりにくいので、つなぎの役目として園芸用の黒土やバーミキュライト、赤玉土などをブレンドするのも良いでしょう。

基本的に地表に降りてくることのないトカゲの場合なら、管理の面では新聞紙などを利用してしまったほうが楽なように思えますが、掃除のために新聞紙を交換しようとするたびに、いちいちレイアウトを撤去してから配置し直すという作業がつきまとうので意外に不向きです。

また、地表を主な生活の場とするトカゲでは、新聞紙などのようにツルツルと滑るような床材を使用してしまうと、爪が伸び過ぎたり歩行障害を起こしたりといった弊害が出る場合があるので使用を避けたほうがよいでしょう。

逆に、しっかりと用土を敷いて植物に根を張らしたケージの場合だと、土が活きてきて簡単なメンテナンスだけで清潔を維持できるようになります。

土壌細菌が糞や食べ残しなどの有機物を分解し、植物の栄養分として吸収されていくというサイクルができあがるからです。

ケージのレイアウトをセッティングしてから最初の1ヶ月くらいは、目に見える大きな汚れを取り除いているだけである程度はきれいに保てますが、2ヶ月目以降はどうしても拾いきれない汚れが蓄積してきて床材にカビが生えたり、キノコが生えたりします。

気になる場合はカビやキノコを除去したほうがよいですが、土が活きてくる段階でこういったものは自然と消えていきます。

そして約4ヶ月から半年経つと、土壌細菌や微生物の働きが活発になってきて、その自浄作用によりほとんどの汚れが分解されるようになるのです。

そうなってくると、まさにケージ内に一つの自然ができあがり、メンテナンスはほとんど必要なくなってきます。

また、どんな場合でも土が活きてくるまでの間に、異常な腐敗臭が出た時やコバエが大量発生してしまった場合などは、いったん諦めて新たにセッティングを組み直したほうが無難です。

次に乾燥地域に棲息するトカゲの場合ですが、床材はバークチップなどよりは、やはり砂を使用するのが理想です。

爬虫類専用の砂が各社より販売されていますので専用のものを購入することをお勧めします。

床材として砂を選ぶ際の注意点はトカゲが床材を餌と一緒に誤飲しても消化管につまらせない程度の細かい粒のものを選ぶようにしましょう。

床材に砂を使うタイプのトカゲ飼育では餌の与え方を間違えると砂を大量に誤飲してしまい、腸内に大量の砂を詰まらせて突然死してしまうケースが稀にありますので注意が必要です。

砂に潜るタイプのトカゲでは、ある程度の厚さに砂を敷きますが、あまりにも深く敷きすぎると完全に潜ってしまい、何を飼育しているのかわからない状況に陥りますし、生体の状態を把握しづらくなってしまいますので、トカゲの体高と同程度くらいの厚さにしておき、常にどこにいるのか確認できる程度にしておいたほうが無難でしょう。

また、砂を使用する際にケージ内に重たい石などを入れる場合、先に石を配置してから砂を敷くことが大事です。

そうしないと石の下に潜り込もうとしたトカゲが挟まってしまって動けなくなり、そのまま死んでしまうこともあります。



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