レオパにコオロギ以外の餌はアリ?代用できる人工飼料や虫の選び方は?

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レオパにコオロギ以外の餌はアリ?代用できる人工飼料や虫の選び方は?

レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)を飼い始めると、最初に直面するのが「餌は何を与えればいいのか」という問題です。

コオロギが定番の餌として広く知られていますが、コオロギの鳴き声や脱走、管理の手間が気になって困っている飼育者も少なくありません。

実はコオロギ以外にも選択肢は豊富にあり、上手に使い分けることで飼育がぐっと楽になります。

コオロギ以外の生き餌

生き餌にこだわりたい場合でも、コオロギ以外にいくつかの昆虫が使えます。

それぞれ特徴が異なるので、飼育スタイルや個体の好みに合わせて検討してみてください。

デュビア(アルゼンチンモリゴキブリ)

デュビアはアルゼンチンの森林に生息するゴキブリの仲間です。

共食いをしない、餌切れや水切れに強く、動きもそれほど速くなく、臭いもしない、プラスチックやガラスのケージを登ることも飛ぶこともできないなど、餌昆虫として優れた点をいくつも持っています。

栄養バランスも良く、主食として使用できる昆虫の一つです。

ただし成長が遅いため販売価格は高めで、レオパのためとはいえゴキブリを飼育することに家族からの反発も考えられます。

自家繁殖しているベテラン飼育者の間では、管理のしやすさからデュビアをメインの餌として選ぶ人が非常に多く、コオロギに代わる主食として定着しつつある印象があります。

アダルトサイズになると個体によっては大きすぎる場合もあるため、レオパの体格に合わせたサイズを選ぶことが大切です。

レッドローチ(トルキスタンローチ)

レッドローチは全長が最大で3センチほどになるゴキブリのことです。

レオパにとってはサイズが小さく食べやすく、栄養素もデュビアと同等でバランスがよい生餌です。

レッドローチは成長が速いというのが売りで、繁殖サイクルを速く回せるので、少ない飼育数で効率よく繁殖させることができます。

一方で臭いが強く、見た目も一般的にイメージするゴキブリと似ていて動きも素早いので、ゴキブリが苦手な方はレオパの餌として与えるには、かなり勇気が必要です。

また成虫のオスは翅を持ち滑空できるため、脱走には十分注意が必要です。

ミルワーム

ゴミムシダマシ類の幼虫であるミルワームは安価でコオロギと並ぶ活き餌です。

おもに2cm前後の小さいものと5cm以上の大きなものが販売されており、飼育するレオパのサイズに合わせて与えることができます。

ただ、殻が硬く消化があまりよくないこと、カルシウムが少なくリンの含有量が高いため、日本では主食にすることは避けたほうが無難であると言われることも多いです。

動きがゆっくりで皿に入れておくだけで与えられる手軽さがある一方、栄養の偏りがあるため単独で主食にするのには向いていません。

おやつ程度に使うか、他の餌と組み合わせるのが賢明です。

ハニーワーム

嗜好性の高さゆえに、ハニーワームばかり食べさせているとレオパが偏食(ハニーワームしか食べない)を起こすこともあります。

偏食を起こしたレオパが拒食を起こすと打つ手がなくなるので、メインでの使用は避けたほうがいいです。

拒食をおこした個体の食欲を回復させて太らせたいときや産卵直後のメスの回復などピンポイントで使うのが好ましいです。

ハニーワームは非常においしさを感じるのか、一度食べると他を受け付けなくなる個体もいるほどです。

シルクワーム

シルクワームとはカイコのことです。

カイコが食べている桑の葉にはビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンA、亜鉛、鉄、マグネシウム、カルシウムなどのビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。

そんな桑の葉を食べているカイコも栄養豊富で、レオパが食べる生き餌のなかでは理想に近い栄養価です。

ただし動きがとても鈍いためレオパが関心を示さない場合が多々あります。

ケージ内に入れっぱなしでもレオパに傷つけることがないので、ピンセットでの給餌でも食べないデリケートなレオパの場合に入れっぱなしにして与えるのに向いています。

しかしコストは他の餌に比べて高く、維持するためにはシルクワーム専用の餌を与える必要があるという扱いにくい短所もあります。

冷凍コオロギという選択肢

生きた虫を管理するのが負担な場合は、冷凍コオロギも有力な選択肢です。

ワームや餌用のゴキブリなどの虫が、レオパの餌としてペットショップで販売されています。

冷凍タイプはフリーザーに保管しておくだけでよく、活き餌のように脱走や死亡のリスクがありません。

ただし冷凍エサは必ず常温解凍し、購入後1〜3か月で使い切るようにしましょう。

凍ったまま与えると低体温ショックや消化不良につながる恐れがあります。

与えてはいけない餌

餌の選択肢が広いとはいえ、絶対に与えてはいけないものも知っておく必要があります。

野生で捕まえたバッタやクモなどは農薬や寄生虫を保持している危険性があります。

ホタルのような光を発する昆虫は毒素が含まれており、少量でも中毒死する可能性があります。

セミ、カブトムシ、クワガタなどは外骨格が硬く、消化不良を起こし腸閉塞を起こす危険性があります。

また、ご飯、パン、肉、果物など人間の食べる物や植物は消化できません。

かわいいからといって自分の食事をわけてあげることは、命に関わる事態を招くことになります。

人工飼料は使えるのか

人工飼料だけで飼育できるのか疑問に思う方も多いですが、結論から言うと「可能」です。

人工餌は完全栄養フードと呼ばれ、レオパが生きていく上で必要な栄養素は補えます。

しかし、人工餌に食いつかない個体がいたり、急に人工餌を食べなくなってしまうこともあるので、生き餌を与える覚悟がある方だけが飼育した方がよいと思います。

人工餌をメインに与え、たまに生き餌を与える方が無難です。

人工飼料は栄養バランスが整えられており、カルシウム剤などのサプリメントを別途ダスティングする手間が省けるのも魅力の一つです。

代表的な人工飼料の種類と特徴

レオパ向けの人工飼料は現在いくつかの種類が流通しており、それぞれ形状や与え方が異なります。

レオパゲル(キョーリン)は市販のゼリー飲料のようにパウチに入っており、ネジ式のキャップを開け、絞り出して与えるタイプのフードです。

ゲル自体は柔らかめのゼリーに近く、プルプルした感触です。グラブパイやレオパブレンドと違って、絞り出してからピンセットでちぎってすぐ与えることができるお手軽さがメリットです。

開封後は冷蔵保存して、一ヶ月程度で使い切ってください。

嗜好性が高く、はじめて人工飼料を試す飼育者にも使いやすい商品です。

レオパドライ(キョーリン)はキョーリン社独自の機能性善玉菌”ひかり菌”が配合されており、爬虫類の腸内に届き、腸内環境を保つことで排泄物のニオイを抑える効果があります。

常温で保管できる点が手軽で、水で3〜5分程ふやかして与えます。

ふやかし加減で食感が変わるため、慣れるまで少し調整が必要です。

グラブパイ(レパシー)はパウダー状で、お湯を入れて混ぜることでゲル化するフードです。

パウダー状の時は常温保存可能ですが、ゲル化させたものは冷蔵もしくは冷凍保存になります。

お湯加減によって濃度を変えられる点がメリットで、体調を崩していてやわらかいものしか食べられない個体に対しても、ゆるく作って舐めさせる使い方ができます。

グラムあたりの値段は非常にリーズナブルで、水と混ぜ合わせる特性上かなりのボリュームになるため、飼育頭数が多い飼育者にとってはコスパ的に最高と言えるかもしれません。

レオパブレンドフード(GEX)はアメリカミズアブの幼虫を主原料とし、昆虫原料47%を配合したペレットタイプの人工飼料です。

消化吸収もよく、獣医師により本製品のみで健康に大きく育つことが推奨されている製品です。

レオバイトはコオロギ粉末を95%配合した粉末タイプで、硬さの調節が簡単なので、ベビーの立ち上げや拒食中の子にも食べさせやすく、保管は常温でOK、開封後でも賞味期限が長いため飼育個体数の少ない人にもおすすめです。

コオロギに近い風味のため嗜好性が高く、生き餌から人工飼料への移行に使いやすいと評判の商品です。

人工飼料への切り替えのコツ

生き餌に慣れているレオパに人工飼料を受け入れさせるのは、すぐにはいかないことがほとんどです。

コオロギの体液を人工餌に塗布し匂いを覚えさせる、活き餌と交互に与える、レオバイトをまぶすなど段階的に慣らしていく方法が効果的です。

またレオパを販売しているペットショップのなかには、個体の販売時に「生き餌」「人工フード」「生き餌&人工フード」など、そのレオパが好んで食べる餌をあらかじめ掲示しているところもあります。

人工フードのみで飼育したい飼い主さんは、あらかじめ人工フードに慣れているレオパをお迎えすると安心です。

人工飼料は栄養が凝縮されているため、例えばレオパドライだと「一粒でMサイズコオロギ約2.5匹分のカロリーに相当」と謳われているように、コオロギを食べるときと同じ量の人工フードを食べさせてしまうと、相当な栄養量になってしまいます。

与えすぎには十分注意してください。また人工飼料は噛む刺激が少なめで、飽きてしまう個体もいます。

食べが悪くなってきたら昆虫と併用してハンティング本能を刺激すると、ストレス軽減に繋がりおすすめです。

結局どれを選べばいい?

コオロギ以外の餌を検討するにあたって重要なのは、「自分の飼育スタイル」と「飼っている個体の好み」の両方を考慮することです。

レオパはそれぞれの種類によって好みの食べ物のタイプも変わってきます。

コオロギを食べないでピンクマウスを食べたり、ハニーワームは喜んで食べるけれども他のものは食べない、同じコオロギでも、ヨーロッパコオロギは食べるけれどもフタホシコオロギは食べない、など様々です。

虫の扱いに抵抗がある方は人工飼料からスタートして、うまく受け入れてくれる個体を探すのが現実的なアプローチです。

逆に生き餌を使いたいが管理に困っている方は、デュビアや冷凍コオロギへの切り替えを試してみることで、日々の手間が大きく軽減するはずです。

いずれにしても餌の選択肢を多く持っておくことは非常によいことで、いざという時のために複数の餌に慣れさせておくことが長期的な健康管理につながります。

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