ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の脱皮にかかる時間は?脱皮を途中でやめるのはなぜ?

2024年9月21日

※この記事では広告を表示しています。

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の脱皮にかかる時間は?

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の脱皮にかかる時間はどのくらい?

レオパが白いのに脱皮しない原因は?

レオパが脱皮を途中でやめるのはなぜ?

レオパが脱皮を辞めたら手伝った方がいい?

こんなレオパの脱皮に関する疑問についてご紹介いたします。

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の脱皮にかかる時間はどのくらい?

レオパの脱皮にかかる時間は、個体差があるものの、おおよそ10分から30分程度です。

脱皮の前準備として、レオパの体色が白っぽくくすみ始め、次第に足の付け根辺りの皮膚が浮いてきます。

体色が変わり始めてから数日以内に、口元から尻尾へ順に脱皮が始まります。

レオパはシェルターの壁など凹凸のある所に皮を引っかけて脱皮を始めます。

頭や体をシェルターなどにこすりながら少しずつ皮を剥がしていき、肩の辺りからは口で器用に剥がしながら皮を黙々と食べていきます。

若い個体ではおよそ2週間に1度のペースで脱皮を行い、年齢を重ねていくほど脱皮の頻度は落ちていきますが、それでも数か月に1回のペースで脱皮を繰り返します。

レオパが白いのに脱皮しない原因は?

レオパが白いのに脱皮しない原因として考えられるのは、主に湿度不足や温度の低下です。

適切な脱皮のためには、ケージ内の湿度を十分に保つ必要があります。

湿度が低すぎると古い皮膚が乾燥して硬くなり、なかなか剥がれにくくなってしまいます。

レオパは自力で皮を剥がそうとするものの、うまくいかずに脱皮が進まなくなってしまうのです。

またレオパは温度が下がると活動が鈍くなる性質がありますので、特に冬場の気温の低下と乾燥には注意が必要です。

室温が下がるとレオパの新陳代謝が落ち、脱皮に必要なエネルギーを作り出すことができなくなります。

そのため脱皮が始まっても自身で古い皮膚をはがそうとせず、脱皮が停滞してしまいます。

さらにストレスも脱皮不全の要因の1つです。

脱皮中のレオパは、環境の変化に敏感で警戒心が強くなっています。

ケージ内の模様替えや過度な接触などにより、ストレスを感じてしまうと脱皮を中断してしまうこともあるのです。

脱皮不全を防ぐためには、湿度や温度管理を適切に行うとともに、脱皮中のレオパを静かに見守ってあげることが大切だといえるでしょう。

関連記事

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)飼育に最適な温度管理と温度勾配の作り方

レオパードゲッコー飼育

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)飼育に最適な温度管理と温度勾配の作り方

2025/1/26    

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)飼育に最適な温度とは? レオパのケージ内で温度勾配を作ると良い? ケージ内で温度勾配を作るための温度の上げ方は? レオパのホットスポットの温度は何度くらい? レオパのケ …

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)に最適な湿度は?

レオパードゲッコー飼育

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)に最適な湿度は?高いとどうなる?低いとどうなる?

2025/1/26    

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)に最適な湿度は? レオパは湿度が高いとどうなる? レオパの湿度が高すぎる時の下げ方とは? レオパは湿度が低いとどうなる? レオパの湿度を上げる方法とは? レオパに最適な …

レオパが脱皮を途中でやめるのはなぜ?

レオパが脱皮を途中でやめてしまう主な原因は、ストレスや環境の変化によるものです。

脱皮中のレオパは、普段以上にストレスを感じやすい状態にあります。

飼い主がケージ内に手を入れたり、大きな物音を立てたりすると、レオパは警戒して脱皮を中断してしまうことがあるのです。

また、脱皮中に温度や湿度が大きく変化するとレオパは環境の変化に適応しようと脱皮を一時的に止めてしまいます。

特に湿度の低下は脱皮を妨げる大きな要因となります。

乾燥によって皮膚が硬くなり、うまく剥がすことができなくなってしまうからです。

脱皮を途中でやめてしまった場合の対処法としては、まずストレスを取り除くことが重要です。

脱皮中はできるだけレオパに触れたり、ケージを覗き込んだりしないようにしましょう。

音や振動にも敏感になっているので、ケージの近くで大きな声を出したり、ドアの開け閉めを激しく行ったりしないよう気を付けます。

また、ケージ内の湿度を高く保つことも大切です。

脱皮の兆候が見られたら、霧吹きでケージ内を湿らせたり、ウェットシェルターに水を入れたりして湿度を上昇させましょう。

レオパの脱皮が完了するまでは、ケージ内の湿度が下がらないよう管理することが求められます。

上部のくぼみに水を溜めるだけで中は高湿度の隠れ家になります。

温度管理も重要なポイントです。

レオパにとって快適な温度は25〜30℃程度とされています。

季節に応じてヒーターなどを使い分け、適切な温度を保つようにしてあげてください。

このように環境を整えてあげることで、レオパは安心して脱皮に専念することができるはずです。

レオパが脱皮を辞めたら手伝った方がいい?

レオパが脱皮を辞めてしまった場合には、まずは環境改善を試みるのが良いでしょう。

ケージ内の湿度を上げ、温度を適切に管理することで、レオパが自力で脱皮を再開できるよう促します。

また、ストレスを感じさせないように、できるだけレオパに干渉せずに静かに見守ってあげてください。

放置すれば、残った皮膚が乾燥して硬くなり、指や尾を締め付けて壊死させてしまう危険性もあるのです。

このような場合は、飼い主が直接手を貸してあげる必要があります。

関連記事

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の脱皮不全の見分け方

レオパードゲッコー飼育

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の脱皮不全の見分け方とは?何日くらい放置していい?

2025/1/26    

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の脱皮不全の見分け方とは? レオパの脱皮不全は何日くらい放置していい? レオパは脱皮不全で指が壊死してしまうこともある? レオパの脱皮不全の治し方と対処法とは? レオパ …

まずは、ぬるま湯に10分ほどレオパを浸ける温浴を行い、残った皮膚を柔らかくしてあげましょう。

その後、綿棒やピンセットを使って、優しく皮膚を剥がしていきます。

噛まれても歯や顎を痛めにくい竹製ピンセットです。

ただし、無理に剥がそうとすると、レオパに痛みを与えたり、ケガをさせたりしてしまう恐れがあります。

皮膚と新しい表皮があまり癒着していない部位は比較的簡単に剥がせますが、しっかりとくっついている箇所は、急がず根気強く取り組むことが大切です。

特に目の周りなど、デリケートな部位の処置は非常に難しいものです。

自信を持って剥がせるか不安な場合は、無理をせずに爬虫類専門の獣医師に相談するのが賢明だといえるでしょう。

レオパの健康を第一に考え、慎重に対応していくことが求められます。

関連記事

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の温浴

レオパードゲッコー飼育

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の温浴の効果を最大限に発揮させるやり方と注意点

2025/1/26    

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の温浴とは?効果は? レオパの温水浴の温度は何度が最適? レオパの温浴の時間は何分くらい?長過ぎるのは良くない? レオパの温浴のやり方とは?水深はどのくらい? レオパの …

レオパの脱皮まとめ

  • レオパの脱皮は、個体差はあるものの通常10分から30分ほどで完了する。
  • 脱皮不全の主な原因は、湿度不足、低温、ストレスなど環境の変化である。
  • 脱皮中のレオパはストレスに敏感なので、できるだけ静かに見守ってあげる。
  • 脱皮の兆候が見られたら、ケージ内の湿度を高く保ち、適切な温度管理を行う。
  • レオパが脱皮を途中で止めてしまった場合、まずは環境改善を試みる。
  • 数日経っても脱皮が進まない場合は、飼い主が直接手を貸す必要がある。
  • 皮膚の剥がし方に自信がない場合は、無理せず爬虫類専門の獣医師に相談する。

今売れている商品

床材の下に敷くだけでカビを抑えながらケージ内の乾燥しすぎを防ぐ
ケージの上に置くだけの簡単設置の薄型ヒーター。 光を出さないので夜間や夜行性生体の保温にも最適。

-レオパードゲッコー飼育
-