
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)のハンドリングの頻度はどのくらいにするべき?
毎日のハンドリングはしすぎ?
レオパのハンドリングの慣らし方にはコツがある?
ハンドリングを嫌がる・逃げるレオパはどうすれば慣れる?
レオパが手の上で寝るのはハンドリングに慣れた証拠?
こんなレオパのハンドリングに関する疑問についてご紹介いたします。
レオパのハンドリングの頻度はどのくらいにするべき?
レオパは犬などと違い、毎日のスキンシップを求めているわけではありませんので、2〜3日に1回程度が良いでしょう。
逆にあまりに頻繁に触るとストレスを感じてしまう可能性があるので注意しましょう。
レオパの体調や性格に合わせて、無理のない範囲でハンドリングを行うのがポイントです。
また、ハンドリングは、レオパが活発に動き回るタイミングに行うのが理想です。
特に、夜行性のレオパは夜間に活動的になるので、このタイミングを狙うのがおすすめです。
コツとしては、ご飯の前にハンドリングを行うと、「ハンドリング=ご飯」という良い連想ができ、ハンドリングへの積極性が増す可能性があります。
一方で、ご飯の直後はお腹が膨れた状態なので、ハンドリングは避けた方が無難です。
毎日のハンドリングはしすぎ?
レオパにとって、毎日のハンドリングは頻度が高すぎる可能性があります。
レオパは人との触れ合いを好む生き物ではないため、毎日触られることでストレスを感じてしまうかもしれません。
レオパのペースを尊重することが大切
飼育者の都合や願望ではなく、あくまでもレオパのペースに合わせてハンドリングを行うことが重要です。
毎日ハンドリングをしたいという飼育者の気持ちはわかりますが、レオパにとっては負担になる可能性があります。
レオパの性格や体調に合わせて、無理のない範囲で行うようにしましょう。
ハンドリングの頻度は個体差がある
ハンドリングの頻度に関しては、レオパの個体差も大きく影響します。
人に慣れやすい性格の個体であれば、毎日のハンドリングでもストレスを感じにくいかもしれません。
一方で、臆病な性格の個体は、毎日触られることで警戒心を強めてしまう恐れがあります。
そのため、自分のレオパの性格をよく観察し、適切な頻度を見極める必要があります。
ハンドリングの時間も考慮する
ハンドリングの頻度だけでなく、1回あたりのハンドリングの時間も考慮する必要があります。
長時間のハンドリングは、レオパにとって大きな負担になりますので、1回のハンドリングは5〜15分程度が目安で、レオパの様子を見ながら調整するのが賢明です。
頻度と時間、両方の面からハンドリングを控えめにすることで、レオパのストレスを最小限に抑えることができるようになります。
レオパのハンドリングの慣らし方にはコツがある?
レオパをハンドリングに慣らすには、いくつかのコツがありますが、一番大切なことは焦らずにゆっくりと進めていくことです。
ハンドリングはいつから始める
レオパがハンドリングを受け入れるまでには個体差があります。
新しい環境にお迎えしてから、早い個体で2〜3週間、遅い個体だと2ヶ月以上かかることもあります。
よって、飼育者が期待するペースではなく、レオパの性格や成長に合わせて、無理のないように進めることが大切です。
ハンドリングの手順
ハンドリングを始める際は、まずレオパの目の前にそっと手を差し出します。
このとき、いきなり上から手を出すのは避けましょう。
レオパが警戒せずに手に興味を示してくれるまで、じっと待ちます。
手を嗅いだり、舐めたりしてくれたら、徐々に手に乗せるように促してみてください。
レオパが自発的に手に乗ってくるまでは、根気強く待つことが大切です。
ハンドリングに慣れてきたレオパは、自ら手に乗ろうとする行動を見せ始めます。
ただし、レオパがハンドリングを楽しんでいるわけではないことを理解しておく必要があります。
レオパがハンドリングに完全に慣れるには、時間がかかりますので、レオパとのコミュニケーションを楽しみながら、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。
レオパに合わせたペースで、無理のないハンドリングを心がけることが、良好な関係づくりの秘訣です。
ハンドリングを嫌がる・逃げるレオパはどうすれば慣れる?
ハンドリングを嫌がったり、逃げようとするレオパへの対応は慎重に行う必要があります。
無理に触ろうとすると、レオパの警戒心を高めてしまい、逆効果になることがあるからです。
ハンドリングを嫌がる原因を考える
ますは、レオパがハンドリングを嫌がる理由を考えてみましょう。
例えば、過去に嫌な経験をしたことがあるかもしれません。
また、性格的に臆病で人に慣れにくいタイプの個体もいるでしょう。
まずは、レオパがなぜハンドリングを嫌がるのか、原因を推測してみることが大切です。
ハンドリングへの誘い方を工夫する
ハンドリングを嫌がるレオパには、まず手を差し出すところから始めましょう。
ただし、いきなり触ろうとせず、レオパの反応を見ながらゆっくりと近づけていきます。
手をそっと差し出し、レオパが興味を示して近づいてくるのを待ちます。
このとき、レオパの好きな昆虫などをごほうびとして手に乗せておくと効果的かもしれません。
レオパのペースに合わせて焦らない
ハンドリングを嫌がるレオパを急かせても、良い結果は得られません。
レオパが警戒心を解くまでには、時間がかかるかもしれませんが、レオパの性格や成長に合わせて、辛抱強く向き合う必要があります。
レオパのペースに合わせて、少しずつ距離を縮めていくことが大切です。
逃げるレオパには一旦距離を置く
ハンドリングの最中にレオパが逃げようとしたら、追いかけるのは避けましょう。
追いかけられると、レオパはさらに警戒心を強めてしまいます。
逃げようとしたら、一旦ハンドリングを中止し、レオパを静かに見守ります。
十分に時間をかけて、レオパが落ち着くのを待ちましょう。
レオパの性格や成長に寄り添いながら、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。
レオパが手の上で寝るのはハンドリングに慣れた証拠?
レオパが飼育者の手の上で寝る姿は、ハンドリングにかなり慣れた証拠と言えるでしょう。
レオパは基本的に人に懐くことが少ない生き物なので、手の上で寝るまでに至るのは稀なケースです。
レオパが手の上で寝るようになるまでには、段階的な過程があります。
まず、レオパが警戒心を解いて、飼育者の手に興味を示すようになります。
次に、自ら手に乗ってくるようになり、手の上で落ち着いて過ごせるようになります。
飼育者への信頼が深まり、手の上が安全で心地良い場所だと認識したときに眠りに落ちるのです。
野生の本能が強いレオパにとって、眠っている間は無防備で危険な状態です。
そのような状態で飼育者の手の上を選ぶということは、飼育者を脅威と感じていないことの証明なのです。
ただし、レオパが飼育者を「親」や「友達」と認識しているわけではないことを理解しておく必要があります。
あくまでも、安全で居心地の良い場所として手を認識しているだけなのです。
よって、寝ているレオパを撫でたり、移動させたりするのは避けるべきです。
不用意に触れると、レオパが目を覚まして驚いてしまい、信頼関係が損なわれる可能性がありますので注意しましょう。
レオパのハンドリングまとめ
- レオパのハンドリングは1日5〜15分程度が目安で、毎日行う必要はない。
- ハンドリングはレオパのペースに合わせ、無理のない範囲で行うことが大切。
- レオパをハンドリングに慣らすには、焦らずゆっくりと進めることがコツ。
- ハンドリングを嫌がるレオパには、無理に触らず、レオパの反応を見ながら徐々に距離を縮めていくことが大事。
- レオパが手の上で寝るのは、ハンドリングにかなり慣れた証拠だが、稀なケースでもある。
- レオパが手の上で寝るまでには、段階的な過程があり、飼育者への絶対的な信頼の表れと言える。
- レオパとの信頼関係を築くには、レオパの性格や成長に合わせて、辛抱強く向き合うことが求められる。