
レオパが床材を食べる理由とは?レオパは土を食べる?
レオパが床材を誤飲しないようにするには?
レオパが食べても大丈夫な床材のおすすめは?
こんなヒョウモントカゲモドキ(レオパ)が床材をたべる問題に関する疑問についてご紹介いたします。
レオパが床材を食べる理由とは?レオパは土を食べる?
レオパが床材を食べてしまう行動は、単なる誤飲だけではありません。
むしろ、体内で不足しているミネラルやカルシウムを補給するために自ら進んで食べていることもあります。
健康的な個体は、あまり砂やソイルを食べたりしませんが、栄養不足に陥っている個体は、本能的に不足しているミネラル分を求めて床材を食べることがあります。
特にカルシウム不足の個体は、砂を過剰に摂取してしまい、最悪の場合は腸閉塞を起こしてしまうこともあります。
野生のレオパを観察してみると、この行動は自然界でも普通に見られます。
野生のレオパの糞を調べてみると、多くの場合砂礫が混ざっているのがわかります。
つまり、砂を食べることは「誤飲」などではなく、むしろ「不足した栄養を補うための食事」として捉えるべきなのです。
要するに与えている餌だけでは、カルシウムやミネラルが不足している証拠と考えることもできます。
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レオパが床材を誤飲しないようにするには?
レオパが不足した栄養を補うために床材を食べる行動意外にも稀に床材を誤飲してしまうこともあります。
また、誤飲でなくても床材の種類によっては、レオパが食べない方が良い床材もあります。
レオパが床材を誤飲しないようにするためには、まず第一に栄養バランスの取れた食事を与えることが重要です。
カルシウムやミネラルが不足していると、レオパは本能的に不足した栄養を補おうとして砂や床材を食べてしまいます。
そのため、高品質な昆虫食やサプリメントを適量与えることで、必要な栄養素を十分に供給することが大切なのです。
また、床材の選択も誤飲防止に大きく関わってきます。
特に紙類やペットシーツなどの人工物は避けるべきでしょう。
これらの素材は、レオパの消化器官では処理することができないため、もし誤飲してしまうと健康上のリスクが高くなってしまいます。
その中でも、ペットシーツは特に危険です。
レオパが爪で引っ掻いて破れてしまうと、中の吸水ポリマーを食べてしまう可能性があるからです。
できれば、床材は自然由来の素材を選ぶことをおすすめします。
砂やソイルなどであれば、口に入れても比較的安全だと言えます。
ただし、あまりに細かい粒子の砂は避けた方が賢明でしょう。
細かすぎるとレオパが一度に大量に飲み込んでしまうリスクが高くなります。
適度な大きさの砂礫や粒の揃ったソイルを選ぶことが大切です。
さらに床材の清潔さを保つことも忘れてはいけません。
部分的な汚れは、こまめに取り除くようにし、定期的な全交換も必要です。
レオパが食べても大丈夫な床材のおすすめは?
レオパが食べても安全な床材として、最もおすすめなのはソイルや砂礫(されき)です。
これらはペットショップでレオパ用に販売されているもので、自然由来の素材から作られています。

ソイルとは、土を高温で焼き固めたものです。
植物や生物の死骸が分解されてできたミネラルをたっぷりと含んでいるため、口に入れても健康に悪影響を及ぼすリスクは低いと考えられています。
一方、砂礫にはさらに2つの種類があります。
砂タイプと石タイプです。
どちらも100%自然由来の成分なので、万が一レオパが食べてしまっても心配ありません。
ただし、砂タイプはできるだけ避けた方が賢明でしょう。
あまりに細かい砂は、一度に大量に飲み込んでしまうリスクが高いからです。
特にベビーレオパには細かい砂は危険です。
小さな体では、腸閉塞を起こす可能性が高くなります。
幼体の場合は、粒の大きめな砂タイプか、石タイプを選ぶのが安全です。
成体なら、石タイプがおすすめです。
砂タイプよりも粒が大きいので、足の裏に挟まりにくく、レオパが歩きやすいのです。
清掃もしやすいので、飼育環境を清潔に保ちやすいのも魅力です。
ただし、石タイプのソイルは、砂タイプと比べると少し値段が高めです。
予算と相談しながら、最適なものを選ぶことが大切でしょう。
また、床材の交換やメンテナンスには、専用のスコップがあると便利です。
爬虫類用品コーナーで販売されているので、ぜひ一緒に購入しておくことをおすすめします。
このように適切な床材を選び、清潔に保つことがレオパの健康維持に直結するのです。

レオパが床材をたべるまとめ
- レオパが床材を食べるのは、単なる誤飲ではなく、ミネラルやカルシウムを補給するための本能的な行動であることもある。
- レオパに栄養バランスの取れた食事を与えることが、床材を食べる行動を防ぐために最も重要。
- 紙類やペットシーツなどの人工物は、誤飲すると健康上のリスクが高いため、床材としては避けるべき。
- 床材は自然由来の素材、特にソイルや砂礫(されき)がおすすめ。
- 床材の清潔さを保つため、こまめな掃除と定期的な全交換が必要である。