ニホンヤモリはコオロギを食べる?食べない?コオロギを与えるメリットと与え方は?

2024年12月11日

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ニホンヤモリはコオロギを食べる?食べない?

ニホンヤモリはコオロギを食べる?食べない?

ニホンヤモリにコオロギを与えるメリットとは?

ニホンヤモリに与えるコオロギのサイズは?

ヤモリにコオロギを与えるときは入れっぱなしでいい?

ヤモリはコオロギに噛まれることもある?対策は?

人工フードでもコオロギの栄養を補えるものがある?

こんなニホンヤモリの餌にコオロギを与える際の疑問についてご紹介いたします。

ニホンヤモリはコオロギを食べる?食べない?

ニホンヤモリは、野生下ではコオロギを含む様々な昆虫を捕食しています。

自然の中では、バッタやクモ、ガなども餌として食べていますが、飼育下ではコオロギなどが主食となります。

ニホンヤモリが好むコオロギの種類

飼育下のニホンヤモリに与えられるコオロギは、主にヨーロッパイエコオロギとフタホシコオロギの2種類です。

どちらもニホンヤモリの嗜好性が高く、喜んで食べてくれます。

ヨーロッパイエコオロギは、体が小さめで乾燥に強いのが特徴で、フタホシコオロギは大型で比較的動きが遅いため給餌しやすいというメリットがあります。

ニホンヤモリが生きたコオロギを好む理由

ニホンヤモリは、生きている昆虫を好んで捕食します。

その理由は、動く獲物に反応し、狩りの本能を刺激されることで自然な摂食行動が促されるためです。

冷凍コオロギや人工飼料との比較

冷凍コオロギや人工餌をニホンヤモリに与えることもできますが、生きたコオロギほどの嗜好性は期待できません。

特に、冷凍コオロギの品質が劣化している場合は食いつきが悪くなることがあります。

人工餌は、個体差はありますが、生餌ほど積極的に食べないニホンヤモリもいます。

ニホンヤモリにコオロギを与えるメリットとは?

ニホンヤモリの飼育において、コオロギを与えることには多くのメリットがあります。

栄養バランスに優れたコオロギ

コオロギは、ニホンヤモリにとって理想的な栄養バランスを持っています。

高タンパク質、低脂質、低炭水化物という組成に加えて、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。

他の昆虫と比較しても、コオロギはバランスの取れた栄養価を保持していると言われています。

嗜好性の高さ

ニホンヤモリは、生きたコオロギに強い嗜好性を示します。

野生の環境で昆虫を捕食する習性を持つニホンヤモリにとって、動くコオロギは格好の獲物といえます。

コオロギの動きや匂いが、ニホンヤモリの狩猟本能を刺激し、自発的な摂食行動を促してくれるのです。

その結果として、食欲が旺盛になることで健康的な成長と活発な活動が期待できます。

入手のしやすさ

ニホンヤモリの飼育を始める上で、エサの入手のしやすさは重要な条件となります。

その点、コオロギは流通量が多く、ペットショップやオンラインショップでも手軽に購入できます。

特にヨーロッパイエコオロギとフタホシコオロギの2種類は、爬虫類用の生餌として広く流通しています。

飼育数や必要量に応じて、まとまった数のコオロギを入手することができるのも大きなメリットです。

コオロギ飼育の容易さ

ニホンヤモリに与える生き餌は、一定期間ストックして飼育する必要がありますが、コオロギの飼育は比較的容易でそれほど手間がかかりません。

適切な容器と餌、水を用意することで健康なコオロギを維持することができます。

ただし、ヨーロッパイエコオロギとフタホシコオロギでは、飼育の難易度が若干異なります。

ヨーロッパイエコオロギは丈夫で乾燥に強いのに対し、フタホシコオロギは湿度管理に注意が必要です。

ニホンヤモリに与えるコオロギのサイズは?

ニホンヤモリに与えるコオロギのサイズ選びは、ヤモリの健康と安全に直結する重要なポイントです。

適切なサイズのコオロギを選ぶことで、ニホンヤモリがスムーズに捕食でき、栄養状態も良好に保つことができます。

ニホンヤモリの頭のサイズを基準にする

ニホンヤモリに与えるコオロギは、ヤモリの頭の半分程度かやや大きめのサイズが目安となります。

そのくらいのサイズですとニホンヤモリがコオロギを捕まえて飲み込む際に無理なく食べられるサイズです。

あまりに大きなコオロギを与えると、ニホンヤモリが捕食に苦労したり、飲み込めずに傷ついてしまう恐れがあります。

反対に小さすぎるコオロギでは、十分な栄養が摂取できない可能性があります。

ニホンヤモリの成長段階に合わせてサイズを変える

ニホンヤモリの成長段階によっても、与えるコオロギのサイズを調整する必要があります。

幼体のニホンヤモリには、より小さなサイズのコオロギを与えます。

幼体は小さく、まだ捕食に慣れていないため、体のサイズに合ったコオロギを選ぶことが大切です。

成体になるにつれて、徐々にコオロギのサイズを大きくしていきます。

成体のニホンヤモリは、より大きなコオロギを問題なく捕食できるようになります。

ペットショップでのサイズ選び方

ニホンヤモリ用のコオロギを購入する際は、ペットショップやオンラインショップでサイズ表記を確認しましょう。

一般的に、SMサイズ(1.0~1.4cm)やMサイズ(2.0~2.5cm)のコオロギが、成体のニホンヤモリに適しています。

幼体のニホンヤモリには、SSサイズ(0.2~0.3cm)やSサイズ(0.5~0.7cm)のコオロギを与えるのがよいでしょう。

ただし、これらはあくまで目安です。

ニホンヤモリの個体差や成長段階に合わせて、最適なサイズのコオロギを選ぶようにしてください。

ヤモリにコオロギを与えるときは入れっぱなしでいい?

コオロギをそのままケージ内に放置することで、ニホンヤモリに悪影響を及ぼす可能性があるためです。

コオロギの攻撃性に注意する

コオロギは雑食性で、気性が荒いことで知られています。

そのため、ケージ内に長時間入れっぱなしにすることで、コオロギがニホンヤモリを攻撃してしまう恐れがあります。

特に寝ているニホンヤモリは無防備な状態にあり、コオロギに噛まれてしまうリスクが高くなります。

コオロギの噛み傷は、ニホンヤモリにとって大きなストレスとなり、健康面での悪影響が懸念されます。

ニホンヤモリのストレスにもなる

コオロギをケージ内に放置することは、ニホンヤモリにとって大きなストレス要因にもなります。

ニホンヤモリは、小さな昆虫の動きに敏感に反応する習性があるため、ケージ内を動き回るコオロギの存在は、ニホンヤモリを常に警戒状態に置くことになってしまいます。

その結果、ニホンヤモリが安心して休むことができず、ストレスが蓄積してしまう恐れがあるのです。

ニホンヤモリへのストレスを最小限に抑えるには、適切な給餌方法を実践することが大切です。

コオロギは必要な分を食べ終わったら、食べ残した分はすぐにケージから取り除くようにしましょう。

具体的には、ピンセットを使って1匹ずつ与え、ニホンヤモリが食べている様子を確認します。

食べ残したコオロギがいる場合は、速やかにケージから取り出すことを心がけてください。

噛まれても歯や顎を痛めにくい竹製ピンセットです。

ヤモリはコオロギに噛まれることもある?対策は?

先ほどの話でも触れましたが、ヤモリはコオロギにとって天敵のように思えますが、実は餌のコオロギが逆にヤモリを襲うこともあるのです。

特に大きすぎるコオロギを与えた場合やケージ内にコオロギを長時間放置した場合などにこのようなリスクが高まります。

ヤモリがコオロギに噛まれやすい部位としては、足や尾の先端部分や目や口の周辺などが挙げられます。

これらの部位は、ニホンヤモリの体の中でも特に柔らかく、コオロギの攻撃を受けやすくなってしまいます。

コオロギに噛まれてしまったヤモリは、以下のような症状を示すことがあります。

  • 噛まれた部位の腫れや発赤
  • 出血
  • 食欲不振
  • 活動量の低下

重度の場合は、感染症を引き起こしたり、ストレスから体調を崩してしまうこともありますので、まずはコオロギに噛まれないように予防処置をしておくことが大切です。

コオロギに噛まれないための予防策

ニホンヤモリがコオロギに噛まれないようにするには、以下のような予防策が有効です。

  • 適切なサイズのコオロギを選ぶ
  • コオロギの管理を徹底する
  • ピンセットで給餌する

大前提として、ニホンヤモリの体に合ったサイズのコオロギを与えることが大切です。

大きすぎるコオロギは、ニホンヤモリにとって脅威となり、噛まれるリスクが高くなります。

さらにケージ内にコオロギを長時間放置しないことも重要です。

食べ残したコオロギは、速やかにケージから取り除くようにしてください。

コオロギ用の飼育容器を用意し、餌用のコオロギはヤモリのケージとは別で管理することをおすすめします。

給餌の際にピンセットを使って、コオロギを1匹ずつニホンヤモリに与えることも効果的です。

この方法なら、ニホンヤモリとコオロギの接触を最小限に抑えることができます。

また、元気の良すぎるコオロギは後ろ足をもいだり、頭を軽くつぶすなどして多少弱らせることでヤモリが安全に捕食することができます。

噛まれた際の対処法

万が一、ニホンヤモリがコオロギに噛まれてしまった場合は、以下のような対処が必要です。

  • 噛まれた部位を清潔に保ち、様子を観察する
  • 出血がひどい場合は、爬虫類専門の獣医師に相談する
  • 食欲不振や活動量の低下が続く場合も獣医師に相談する

早期の対応により、感染症の予防やストレスの軽減につなげることが大切です。

人工フードでもコオロギの栄養を補えるものがある?

ニホンヤモリの飼育において、生きたコオロギを与えることは理想的ですが、人工フードを活用することもできます。

人工フードには、コオロギの栄養を補うことができるものがあり、上手に取り入れることで、ニホンヤモリの健康維持に役立てることができます。

人工餌のメリット

人工餌には、以下のようなメリットがあります。

  • コオロギの管理が不要になる
  • 栄養バランスの調整がしやすくなる
  • 保存や取り扱いが簡単

ヤモリが人工餌をしっかり食べてくれれば、生きたコオロギを管理する必要がなくなります。

コオロギの飼育には、適切な環境や餌、水の管理が求められますが、人工餌ならそれらの手間を省くことができます。

さらに人工餌は、爬虫類に必要な栄養バランスを考慮して作られています。

特に、カルシウムやビタミンなどの重要な栄養素が強化されているものもあり、バランスの取れた食事を提供できます。

他にも、人工餌は、常温で保存できるものが多く、長期間の保存が可能ですので非常に扱いやすいというメリットもあります。

ただし、ニホンヤモリの中には、人工餌をあまり好まない個体もいますので、生きたコオロギに比べると人工餌の嗜好性は低い傾向にあります。

そのため、ニホンヤモリの好みに合わせて、複数の人工餌を試してみることをおすすめします。

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ヤモリの餌のコオロギまとめ

  • ニホンヤモリは、主に生きたコオロギを好んで食べ、特にヨーロッパイエコオロギとフタホシコオロギが適している。
  • コオロギは栄養バランスに優れ、ニホンヤモリの健康維持に役立つ。
  • ニホンヤモリに与えるコオロギのサイズは、ヤモリの頭の半分程度が目安で成長に合わせてサイズを調整することが大切。
  • コオロギの攻撃性やニホンヤモリへのストレスを避けるためにケージ内にコオロギを入れっぱなしにしないこと。
  • ニホンヤモリがコオロギに噛まれないように適切なサイズのコオロギを選び、ケージ内での管理を徹底することが重要。
  • 人工餌を活用することで栄養バランスを補うことができるが、できれば生餌との併用が理想的であり、与える量と頻度に注意が必要。

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