ニホンヤモリはどのような場所にいる?ヤモリの捕まえ方と捕まえやすい時間帯とは?

2024年8月31日

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ニホンヤモリはどのような場所にいる?

ヤモリはどのような場所にいる?

ヤモリの捕まえ方とは?

ヤモリを捕まえるのに最適な時間がある?

ヤモリは素手で触っても大丈夫?

ニホンヤモリは初心者でも飼育できる?

こんなヤモリを捕まえる時の疑問についてご紹介いたします。

ヤモリはどのような場所にいる?

ヤモリは、家の中でもよく見かける身近な生き物です。

ヤモリは隙間に体を押し込むことで、外敵から身を守っているため、日中は壁の隙間や家具の裏側など、狭くて暗い場所に潜んでいることが多いものです。

また、ヤモリは外壁や軒下、屋根裏など、家の外側の日陰にも生息しています。

ヤモリは爬虫類の中でも特にヒトの生活環境に適応した生き物と言えます。

ヤモリが好む環境は、気温が比較的高く湿度もある程度ある場所です。

ペットとして飼育する場合は、温度を25~28度、湿度を50~70%に保つのが理想的とされています。

よって家の中や周辺にこのような環境があれば、ヤモリが住み着く可能性が高くなります。

ただし、ヤモリが生息できる温度の上限は30度程度です。

そのため、真夏の直射日光の下は、ヤモリにとって過酷な環境だと言えるでしょう。

暑すぎる場所をヤモリが避ける習性を利用し、屋根裏に換気扇を取り付けたり、壁に日よけを設置したりすることで、ヤモリの侵入を防ぐことができます。

また、ヤモリの好物であるゴキブリ、ガ、チョウ、ハエ、などの昆虫が集まる場所にも注意が必要です。

家の中に昆虫が多い環境では、その昆虫を求めてヤモリが誘引されてしまうからです。

台所や水回りの掃除を徹底し、昆虫の発生を防ぐことが、ヤモリ対策にもつながります。

このように、ヤモリは身近な場所に潜んでいる生き物ですが、生息環境には一定の法則があります。

ヤモリの習性を知り、住みにくい環境を作ることが、ヤモリの侵入を防ぐための鍵になるのです。

ヤモリは屋外でも、建物の壁や軒下など、人の生活圏に近い場所を好んで生息しています。

特に日中の日差しを避けられる日陰で、夜間に照明に虫が集まりやすい環境は、ヤモリにとって暮らしやすい場所と言えるでしょう。

コンクリートやレンガ、木材などの壁は、自然とヤモリが好む隠れ場所を提供します。

隙間が多く、凹凸がある素材ほど、ヤモリが潜みやすくなるのです。

また、屋根や軒先、雨樋なども、ヤモリの格好の隠れ場所になります。

これらの場所は、雨風がしのげて、温度変化が穏やかなことが多いためです。

加えて、家の外壁を伝って生える蔦や、植木鉢の裏側なども、ヤモリが身を潜める絶好の空間です。

植物の茂みは、外敵から身を守れる安全な場所であると同時に、昆虫が集まりやすい環境でもあるので、ヤモリにとって魅力的なのです。

屋外でヤモリの姿をよく見かける家は、こうした環境が整っていると考えられます。

一方、舗装された駐車場や、壁面がフラットで隙間の少ない現代的な建築物の周辺には、ヤモリが生息しにくいと言えるでしょう。

隠れ場所が少なく、照明に虫が集まりにくいためです。

ヤモリは屋外でも、人間の生活環境に適応して暮らしています。

建物の状態や周辺の植生など、ヤモリが好む環境の有無が、ヤモリの生息数に大きな影響を与えているのです。

ヤモリの捕まえ方とは?

ヤモリを捕まえる方法はいくつかありますが、最も効果的なのは、ペットボトルを使ったトラップを仕掛けることです。

まず、空のペットボトルを用意し、ボトルの上部を切り取ります。

切り取った上部を逆さまにして、ボトルの中に差し込みます。

このとき、切り込みを入れて、ヤモリが入りやすいように入り口を狭くしておくのがポイントです。

次に、ボトルの中にヤモリの餌となる昆虫を入れます。

コオロギやミルワームがおすすめですが、捕まえやすい虫であれば何でも構いません。

ボトルの中に虫を入れたら、ボトルの外側からLEDライトなどで照らして、ヤモリを誘引します。

ヤモリは夜行性なので、夜間に仕掛けるのが効果的です。

ボトルを壁際やヤモリがよく現れる場所に置いたら、あとは数時間放置します。

ヤモリは餌を求めてボトルの中に入りますが、狭い入り口から出るのが難しいため、捕まえることができるのです。

ただし、ボトルの中に長時間ヤモリを閉じ込めておくのは避けましょう。

ヤモリは繊細な生き物なので、長時間の軟禁は大きなストレスになります。

数時間に一度、ボトルをチェックして、ヤモリが入っていたらすぐに捕獲するようにしてください。

また、ヤモリを捕まえた後の放出には十分な注意が必要です。

ヤモリに触ると尻尾を切って逃げることがあるため、直接手で掴むのは避けましょう。

ビニール袋や布切れに誘導して、屋外に逃がすのが賢明です。

以上のように、ペットボトルトラップは、ヤモリを傷つけることなく捕獲できる優れた方法です。

ただし、トラップを仕掛ける場所や時間帯、捕獲後の扱い方には十分な配慮が必要不可欠です。

ヤモリに余計なストレスを与えないよう、慎重に進めることが大切だと言えるでしょう。

ヤモリを捕まえるのに最適な時間がある?

ヤモリを捕まえるのに最適な時間は、夜間であると言えます。

ヤモリは夜行性の生き物であり、日中は暗い場所に隠れていることが多いためです。

日が沈み、辺りが暗くなってくると、ヤモリは活動を始めます。

ヤモリが活発に動き回るのは、夜の8時頃から明け方の4時頃までと言われています。

特に、真夜中から未明にかけては、ヤモリの活動がピークに達します。

この時間帯に、壁際や軒下にトラップを仕掛けることで、効率的にヤモリを捕獲できるでしょう。

また、ヤモリの活動は季節によっても変化します。

ヤモリは5月頃から活動を始め、6月から9月頃にかけて最も活発に動き回ります。

この時期は気温が高く、昆虫の数も多いためです。

一方、冬になると気温が下がり、昆虫の数も減少するため、ヤモリの活動は鈍くなります。

11月頃からヤモリは冬眠に入ると言われています。

したがって、ヤモリを捕まえるのに最も適しているのは、初夏から秋にかけての夜間だと言えるでしょう。

ただし、ヤモリの活動が活発な時期でも雨の日は例外です。

ヤモリは雨に濡れることを嫌うため、雨天時には行動が制限されます。

雨上がりの夜などは、ヤモリが一斉に動き出すことがあり、捕獲のチャンスとなります。

天候や気温など、その日の条件を見極めることも大切だと言えます。

このようにヤモリを捕まえるのに最適なタイミングは、夜間であり、季節や天候にも左右されます。

ヤモリの生態をよく理解し、最も活動が活発な時間帯を狙うことが、捕獲の成功率を高めるポイントになるのです。

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ヤモリは素手で触っても大丈夫?

ヤモリは小さくてかわいらしい見た目をしていますが、人に危害を加える可能性のある生き物であることを忘れてはいけません。

まず、ヤモリに噛みつかれるリスクがあります。

ヤモリは小さな歯を持っており、驚いたり脅かされたりすると噛みついてくることがあるのです。

ヤモリに噛まれても、傷は小さく、命に関わるようなことはありません。

しかし、噛み跡から細菌が入って炎症を起こすことがあり、痛みやかゆみに悩まされる可能性があります。

また、ヤモリの尻尾は自切する構造になっています。

捕まえようとしてヤモリの尻尾を持つと、ヤモリは尻尾を切り離して逃げることがあるのです。

切れた尻尾は、しばらくすると再生しますが、ヤモリにとって大きなストレスになります。

ヤモリを傷つけないためにも、尻尾を持つのは避けるべきでしょう。

さらに、ヤモリは繊細な生き物です。

不用意に手で触ると、ヤモリの体表に付着している粘液を落としてしまい、ヤモリの体調を崩す原因になります。

また、人の手に付いている汗や汚れが、ヤモリの皮膚を傷めることもあります。

ヤモリを持ち上げる際は、手袋をするなどの配慮が必要不可欠なのです。

以上のような理由から、ヤモリを素手で触ることは避けるべきだと言えます。

ヤモリに接する際は、厚手の手袋を着用し、できるだけヤモリに触れないようにすることが賢明です。

ヤモリを捕まえる必要がある場合は、網や容器を使うなど、直接手で触れない方法を選びましょう。

ヤモリに無用なストレスを与えず、自分自身の安全も確保することが何よりも大切なのです。

ニホンヤモリは初心者でも飼育できる?

ニホンヤモリは、爬虫類の中でも飼育の難易度が高いとされています。

ヤモリは警戒心が強く臆病な性格であり、人に慣れるまでに長い時間がかかります。

また、ストレスを感じやすい繊細な生き物でもあるため、飼育環境を整えるのが難しいのです。

ヤモリは生きた虫しか食べない傾向が強く、慣れるまでは人工飼料を食べないことが多いです。

近年ではヤモリ用の人工フードなども開発されており、根気強く与え続ければ食べるようになることもありますが、確実ではありません。

エサ用の生き餌を用意し続けるのは、飼い主にとって大きな負担となるでしょう。

また、ヤモリは夜行性のため、日中は隠れがちです。

以上のように、ニホンヤモリの飼育には独特の難しさがあります。

餌の用意、飼育環境の準備、脱走対策など、クリアすべき課題が多いのです。

そのため、爬虫類飼育の経験がない方には、おすすめできません。

はじめてのペットとしてヤモリを選ぶのは避け、まずはよりお世話のしやすい生き物を飼うことから始めると良いでしょう。

ヤモリ飼育に挑戦するのであれば、ヤモリについて十分に調べ、覚悟を持って臨むことが大切です。

準備を怠れば、飼い主もヤモリも不幸になってしまう可能性が高いのです。

ヤモリの捕まえ方まとめ

  • ヤモリは人家の近くを好み、建物の隙間や軒下、壁などに生息している。
  • ヤモリを捕まえるには、ペットボトルを使ったトラップが効果的である。
  • ヤモリは夜行性であり、夜間に活動が活発になる。
  • ヤモリを捕まえるのに最適な時期は、初夏から秋にかけての夜間である。
  • ヤモリを素手で触ることは、噛みつかれたり尻尾を切られたりする危険性があるため、避けるべきである。
  • ヤモリは繊細な生き物なので、捕獲する際は、ストレスを与えないよう細心の注意が必要である。
  • ニホンヤモリの飼育は、爬虫類の中でも難易度が高く、初心者にはあまりおすすめできない。

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