
ヤモリは何を食べる?
ヤモリの餌となるものは虫だけ?
ヤモリを家で飼う時の餌はどうする?
ヤモリの与えてはいけない食べものとは?
こんなヤモリの食べ物に関する疑問についてご紹介いたします。
ヤモリは何を食べる?
ヤモリは肉食性の爬虫類で、主に昆虫を餌としていますので、野生下ではヤモリの生息環境に応じて様々な虫を捕食します。
例えば、森林に生息するヤモリは、木の上を這う昆虫を中心に食べています。
一方、民家周辺に生息するヤモリは、家の中や周りにいる虫を餌にしています。
ヤモリが好んで食べる昆虫には、コオロギ、バッタ、ガ、チョウ、ハエ、クモ、ゴキブリなどがあります。
また、ヤモリは夜行性なので、夜間に活発に活動する虫を主に食べています。
餌となる虫のサイズは、ヤモリの種類や成長段階によって異なります。
一般的に、ヤモリの口のサイズに合った大きさの虫が適しているとされています。
小さなヤモリの場合には、ショウジョウバエなどの小さな虫が適しています。
一方、大きなヤモリであれば、コオロギやバッタなどのサイズの大きな昆虫も食べることができます。
ヤモリは、獲物を狙って素早く捕まえる能力に長けています。
大きな目と長い舌を使って、獲物を正確に捉えます。
また、粘着性のある足の裏で、壁や天井を自在に移動しながら、獲物に近づくことができます。
このような特徴により、ヤモリは効率的に昆虫を捕食することができるのです。
ヤモリは、他の爬虫類と比べても、餌の範囲が広いことが特徴です。
昆虫以外にも、果実や花の蜜を食べることもあります。
このように、ヤモリは幅広い食性を持っているのが特徴と言えるでしょう。
ヤモリの餌となるものは虫だけ?
ニホンヤモリは、昆虫以外のものを食べることもあります。
例えば、ニホンヤモリが果実を食べている様子が観察されたこともあります。
ただし、これはあくまで補助的な餌であり、主食は昆虫だと考えられています。
また、ニホンヤモリは小型のヤモリなので、他の爬虫類を捕食することはほとんどありません。
ニホンヤモリが食べる昆虫のサイズは、比較的小さなものが中心です。
ニホンヤモリの成体でも、全長は10~15cm程度なので、それに見合った大きさの虫を食べます。
例えば、体長1~2cmほどのコオロギやハエなどが適しているでしょう。
ニホンヤモリは、ペットとしても人気がありますが、飼育下でもニホンヤモリの主な餌は、やはり昆虫です。
よってペットショップなどで購入できる、飼育用のコオロギやハエなどを与えるようにします。
ただし、野生下と同じように、ニホンヤモリが飼育下で果実を食べることもあります。
飼育する際は、昆虫を中心に、時々果実を与えるのも良いかもしれません。
ヤモリを家で飼う時の餌はどうする?
ヤモリをペットとして飼育する場合、餌の管理は重要なポイントです。
基本的には、野生下と同じように昆虫を中心に与えることになります。
ペットショップなどで、飼育用の昆虫が販売されています。
代表的なのは、コオロギ、ミルワーム、ハニーワームなどです。
これらの昆虫は、ヤモリのサイズに合わせて与えることができます。
また、栄養バランスも考慮されているので、安心して与えられます。
ヤモリは、動く獲物に反応して捕食行動を起こすため、昆虫は生きたまま与えるのが基本です。
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もし生き餌でない場合には、ピンセットなどでつまんで動きをつけることでヤモリの捕食行動を促すことができます。
ヤモリが餌に飽きないように、種類を変えて与えることも大切です。
餌の量は、ヤモリの大きさや活動量によって異なります。
一般的に、成体のヤモリには1日1~2匹の昆虫で十分だと言われています。
幼体の場合は、もう少し多めに与える必要があるかもしれません。
餌はヤモリの様子を見ながら調整していくことが大切です。
ヤモリの餌として手軽に扱うことができるヤモリ用の人工フードも販売されています。

これは、昆虫を主原料として、ビタミンやミネラルを添加したものです。
できれば人工フードは、昆虫と併用して与えるのが最適です。
ヤモリは、生きた昆虫を捕食することで、狩猟本能を満たすことができます。
また、ヤモリの中には、人工フードを好まない個体もいますので、ヤモリの嗜好に合わせて、餌を選ぶことも必要です。
餌に添加するサプリメントも重要です。
特に、カルシウムは、ヤモリの骨格形成に欠かせない栄養素です。
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ビタミンやミネラルのサプリメントも、必要に応じて与えると良いでしょう。
ヤモリの健康状態を維持するためには、バランスの取れた栄養管理が大切なのです。
ヤモリに与えてはいけない食べものとは?
ヤモリを飼育する上で、与えてはいけない食べ物についても知っておく必要があります。
まず、ヤモリに与えてはいけないのは、人間の食べ物です。
例えば、チョコレートやキャンディなどの甘いお菓子は厳禁です。
ヤモリの消化器官は、これらの食べ物を処理することができません。
また、塩分や油分の多い食品も避けるべきでしょう。
ヤモリに与えてはいけない昆虫もいくつかあります。
例えば、ハチなどの刺激の強い昆虫は危険です。
ヤモリがハチに刺されてしまうと、命に関わる場合もあります。
また、毒を持つ昆虫や、農薬がかかっている可能性のある昆虫も避けるべきです。
野外で採集した昆虫を与える場合は、十分な注意が必要です。
ヤモリに与えるべきではない食品としては、アルコール類も挙げられます。
ヤモリの体内でアルコールが分解されにくく、中毒を引き起こす恐れがあります。
また、カフェインを含む飲料も避けるべきでしょう。
ヤモリの神経系に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
ヤモリに与えてはいけない食べ物として、ネギ類も注意が必要です。
ネギ類に含まれる硫化物が、ヤモリの赤血球を壊してしまうことがあるのです。
たとえ少量でも、与えない方が賢明でしょう。
最後に、ヤモリのサイズに合わない食べ物も避けるべきです。
ヤモリの口に入らないような大きな昆虫や、逆に小さすぎる昆虫は適していません。
ヤモリがのどを詰まらせたり、栄養が偏ったりする恐れがあります。
ヤモリに与える食べ物は、適切なサイズのものを選ぶことが大切なのです。
ヤモリは何を食べるのかまとめ
- ヤモリの主食は生きた昆虫で、野生下ではコオロギ、バッタ、ガ、チョウ、ハエ、クモ、ゴキブリなどを捕食する。
- ヤモリの口のサイズに合った大きさの餌を与えることが大切で、小さすぎたり大きすぎたりしてはいけない。
- ペットとして飼育する際は、ペットショップなどで販売されている飼育用の昆虫を与えるのが基本となる。
- 人工フードを利用する場合は、昆虫と併用して与えるのが望ましく、人工フードだけで飼育するのは避けるべきである。
- ハチなどの刺激の強い昆虫、毒を持つ昆虫、農薬がかかっている可能性のある昆虫は与えてはいけない。
- カルシウムやビタミン、ミネラルのサプリメントを餌に添加することで、バランスの取れた栄養管理を行うことが重要である。