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トカゲ先のページではさまざまな環境に生息するトカゲについて簡単にご紹介しましたが、生息環境での違いの他にも地表を主な生活の場としている地上棲種と木の上を主な生活の場としている樹上棲種に大きく分ける事もできます。


そんな生活スタイルの全く違ったトカゲについても触れていきましょう。

分類学上は地上棲トカゲなどというカテゴリは存在しませんが、ペットとしてトカゲを飼育していく上で生活スタイルの全く異なる種それぞれの特徴を知っておくことは大切なことです。

地上棲トカゲとは読んで字のごとく地表を這い回るトカゲたちで多くの人が思い浮かべるトカゲ本来の姿かもしれません。

中には木に登る事もある種も多く存在しますが、基本的には地上で暮らすトカゲの仲間と考えてください。

ケージの選び方

地上棲トカゲのケージは高さよりもやはり底面積重視で選びたいものです。

バスキングスポットが必要な種には広めのケージ、バスキングスポットが必要でない種にはそれなりの大きさで良いでしょう。

バスキングスポットはあくまでもケージ内を局所的に暖めるものですので、狭いケージでバスキングランプを用いるとケージ内全体が暖まってしまい、トカゲがクールダウンする場がなくなってしまうからです。

トカゲは体を暖めたら活動し、また暖まる、暖まり過ぎたら涼しい場所で体を冷やすというのを繰り返しながら体温調節を行なっています。

特にトゲオアガマやチャクワラのように異常とも言えるほど高温のホットスポットを好む種は、できる限り広めのケージを用意する必要があります。

単純に60cm程度のケージでホットスポットを60℃にすれば、ケージ全体が40℃を超えてしまうのは想像できることでしょう。

もっとも、そこまで高温を望む種はそんなに多くないので10cmくらいの種なら45cm、20cmくらいの種なら60cm程度のケージで普通は飼育が可能です。

乾燥地域に生息するトカゲと違い、多湿を好む種はもう少し狭くしても問題ない場合が多いようです。

床材の選び方

乾燥した環境を好むトカゲには砂を用い、多湿を好むトカゲにはヤシガラやバークチップ、腐葉土などを敷くようにします。

小型種ではあまり見かけませんが、中型種以上のトカゲ飼育において新聞紙を敷いている人をたまに見かけます。

先輩方の飼育方法を真似たのか、ショップで教わったのかはわかりませんがこの飼育方法はあまりお勧めできません。

短期的に見ると床材がわりに新聞紙を敷いておけば排泄物などで汚れたら交換すれば良いので効率的に思えます。

しかし、新聞紙のような素材はトカゲにとってツルツルと滑り、とても歩きにくいうえに柔らかい為に爪の磨耗が起こりにくくなってしまいます。

そのような環境で育ったトカゲは長い目で見るとほぼ確実に爪の異常成長が見られ、いずれは歩けなくなってしまうでしょう。

そうでなくともトゲオアガマなどの本来土を掘る種の場合、飼育下では爪が伸び過ぎて歩行困難になることがあるので、伸びてきたと感じたら定期的に爪を切ってあげるようにしましょう。

保温器具の選び方

地上棲種のトカゲは日光浴による熱吸収とともに地熱からも熱吸収を行なっています。

木の上で暮らす樹上棲種では全く問題視されないことですが、地上棲種の場合は地面が冷えるとお腹から冷え、体調を崩してしまうものもいます。

特に這いずるタイプのトカゲほど地熱の影響を受けやすいので保温はケージ底部からも行い、地表が常にポカポカしているような状態を保つようにしましょう。

その場は岩や流木などでレイアウトを作り、温まり過ぎたらその上でクールダウンできるようにしておくことも忘れないようにしてください。

紫外線ランプ

昼行性のトカゲには絶対に必要な飼育用品と言え、特に明らかに砂漠性とわかるような乾燥した肌をしているトカゲには強めの紫外線照射が必要となってきます。

感覚的判断になってしまいますが、光沢のない乾燥した感じの肌を持つトカゲほど紫外線要求量が高く、反対に光沢のあるツヤツヤした肌を持つトカゲほど紫外線をそれほど必要としないものですので照射量の判断基準の一つとして覚えておくと良いでしょう。

また、基本的に多湿な環境を好むものや地中性に近いものは紫外線は不要と考えても良いでしょう。しかし、半水性種のトカゲに限ってはバスキングを好むものも多いのでこれもまた判断を迷わせる要因となっています。

バスキングスポットが必要か否かは、まず設置して見ることで判断しましょう。

もちろん高温を好まないものや夜行性の種では、むしろ嫌がられることもありますが、まずはスポットを設けて見て様子を見て見ることです。

バスキングスポットを必要としないトカゲはあたりには来ませんのでそのような場合にはライトを取り外せばいいのですが、バスキングスポットを必要としているトカゲに初めから設置しないのは問題となります。

思ってもみない意外な種が意外とバスキングすることもあるものです。

夜行性の種にはムーンスポットなどの夜間保温ランプを使うと、青い光や赤い光の下で活動する姿を観察することができます。



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