ヤモリはカメムシを食べる?食べない?カメムシ対策は?

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ヤモリはカメムシを食べる?食べない?カメムシ対策は?

窓辺やベランダでカメムシを見つけたとき、そばにヤモリがいると「食べてくれるかも」と期待してしまいますよね。

実際にはヤモリがカメムシを食べるのかどうか、はっきりわからず不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

カメムシ特有の強い臭いを考えると、益虫であるヤモリまで嫌がってしまうのではと心配になる気持ちもよくわかります。

同じように「ヤモリとカメムシ」の関係が気になって調べている方はたくさんいらっしゃいます。

この記事を読めば、ヤモリの生態や実際の行動から、カメムシを食べるのか食べないのか、そしてどう付き合っていけばいいのかがすっきりと理解できます。

ヤモリはカメムシを食べるのか?基本的な生態から解説

ヤモリは全身が鱗に覆われた爬虫類で、日本の民家周辺でもよく見かける身近な生き物です。

「家を守る」という意味の「家守」が名前の由来だともいわれ、古くから人に親しまれてきました。

夜になると、街灯や玄関灯などの明かりに集まる虫を狙って、壁や窓ガラスにじっと張りついている姿を目にした方も多いのではないでしょうか。

ヤモリは基本的に肉食性で、夜間に灯りに集まる昆虫を捕食する生き物です。

カメムシについても、状況によっては捕食対象にすることがあります。

なぜなら、ヤモリは動くものに反応して捕食行動を取る習性があり、目の前を横切る虫であれば種類を問わず一度は襲いかかろうとする傾向があるからです。

カメムシも例外ではなく、窓ガラスや網戸に張り付いているところを見つけると、ヤモリが近寄っていく様子が観察されています。

実際に、地方紙のコラムでは、灯りに集まったカメムシに向かって、気配を消しながらそっと近づいていくヤモリの姿が紹介されていました。

また、SNSやブログでも「ヤモリがカメムシを襲う場面を見た」という報告は少なくありません。

夏の終わりから秋にかけては、カメムシが灯りに集まりやすくなる時期でもあり、それに合わせてヤモリの捕食行動を目にする機会も増えていくようです。

ただし、襲いかかったからといって、必ず食べきるとは限らない点には注意が必要です。

つまり、ヤモリはカメムシを捕食対象として認識し、狙うことは十分にあり得るといえます。

ただし、実際に食べるかどうかは、次に説明する「臭い」が大きく関係してきます。

ちなみに、ヤモリの指先には微細な毛が密集しており、ガラス面のようなツルツルした場所でも自在に歩き回ることができます。

この特殊な構造のおかげで、明かりに集まる虫を待ち伏せするのに絶好の場所を確保できるというわけです。

ヤモリがカメムシを食べない・食べたがらない理由とは

ヤモリがカメムシを最終的に食べずに逃がしてしまうことが多いのは、カメムシが放つ強烈な臭いが原因と考えられています。

カメムシは外敵に襲われそうになると、防御のために刺激臭のある物質を分泌する性質を持っています。

この臭いは非常に強く、動物にとって「まずい」「危険」と感じさせる警告のような役割を果たしていると考えられています。

カメムシが分泌する臭い成分は非常に強く、一度体につくと石鹸で洗ってもなかなか落ちないといわれるほどです。

ヤモリのような小さな生き物にとっても、この強烈な刺激は決して心地よいものではないと考えられます。

実際、カメムシを捕まえた直後に吐き出したり、口元をこすりつけたりするような仕草が見られることもあるようです。

そのため、ヤモリだけでなく多くの生き物がカメムシを食べるのを避ける傾向にあります。

実際、体験談として「ヤモリの目の前にカメムシを置いたが、嫌がって逃げていった」「硬くて大きくて臭いので、まず食べないと思う」といった声が多く見られます。

一方で、「ヤモリの中にはカメムシを食べる個体もいて、体からカメムシ臭がすることがある」という情報もあり、個体や状況によって差がある可能性がうかがえます。

このように、ヤモリはカメムシを積極的には好まないものの、絶対に食べないと言い切れるわけでもありません。

個体差や状況による違いがある、という前提で見ていくと理解しやすくなります。

ちなみに、モズなどの一部の鳥はカメムシを捕食することが知られており、生き物によって臭いへの耐性や好みには違いがあるようです。

ヤモリが実際に食べる虫・好む虫の特徴

ヤモリが好んで食べるのは、カメムシのような臭いの強い虫ではなく、蛾や小さな羽虫、コバエなど、灯りに集まりやすい柔らかい虫が中心です。

具体的には、蚊やユスリカ、小さな蛾、クモなど、比較的柔らかく動きの読みやすい虫を好んで捕食する傾向があります。

こうした虫は、私たちの生活環境でも不快害虫とされることが多いため、ヤモリは知らず知らずのうちに私たちの暮らしを助けてくれている存在ともいえます。

これは、ヤモリが「捕まえやすく」「食べやすく」「危険の少ない」餌を優先的に選ぶ習性を持っているためです。

硬い甲羅を持つ甲虫のような虫や、大きすぎるバッタなども、無視されたり途中で諦められたりすることがあります。

実際の観察記録として、ヤモリが自分より大きな青虫やバッタに手を出せずに諦める様子や、硬い甲虫を完全に無視する一方で、比較的柔らかい蛾は積極的に捕まえて食べる様子が報告されています。

このように、ヤモリは見た目や大きさ、硬さ、臭いなどを総合的に判断しながら、食べる虫と食べない虫を選んでいると考えられます。

つまり、ヤモリにとってカメムシは「捕まえてはみるものの、優先順位の低い虫」という位置づけに近いといえそうです。

この特徴を踏まえると、カメムシ対策としてヤモリに過度な期待をするのは難しいことがわかります。

夜間に活動する数少ない生き物として、昼間に活動する虫とは異なる時間帯の害虫を捕食してくれる貴重な存在ともいえるでしょう。

カメムシとヤモリを見かけたときの正しい対処法

カメムシの駆除をヤモリに頼るのはあまり現実的ではないため、見かけた場合は人の手で対処することが基本になります。

これまで見てきたとおり、ヤモリはカメムシを襲うことはあっても、臭いを理由に食べずに逃がしてしまうケースが多いためです。

ヤモリに任せきりにしていると、カメムシがそのまま室内に侵入したり、大量発生してしまったりする可能性があります。

具体的には、カメムシを刺激せずにティッシュや紙コップで優しく包んで屋外に逃がす方法や、窓や網戸の隙間をふさいで侵入を防ぐ方法が効果的です。

換気口や網戸の破れなど、小さな隙間からもカメムシは侵入してくるため、家全体をチェックしておくと安心です。

とくに秋口は気温の変化とともにカメムシが屋内に入り込みやすくなるため、この時期は普段より念入りに隙間の確認をしておくとよいでしょう。

また、光に集まる習性を利用して、玄関灯や窓際の照明をLEDなど虫が寄りにくい色味に変えるのも一つの方法です。

またヤモリ自体は、蚊や蛾などの害虫を食べてくれる益虫でもあるため、カメムシ対策としてではなく「他の虫を食べてくれる存在」として、無理に追い払わず見守ってあげるのもよいでしょう。

市販のカメムシ対策スプレーやグッズを使う場合は、使用方法や設置場所をよく確認したうえで、正しく活用することが大切です。

ヤモリを見かけても危険な生き物ではないので、過度に怖がらず、そっと見守ってあげてくださいね。

ヤモリとカメムシ、それぞれの生態を正しく理解したうえで、できることから対策を取り入れてみてくださいね。

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